「ビジョナリー・カンパニー」だったかな?経営学の名著にこんなかんじのエピソードがあったと思う。

むかしむかし…。ある地方を旅している旅人が、貧しい村にさしかかりました。満足に食べられない村人を見て気の毒になった旅人は、何とかしてあげたいと思って、自分が旅行用の食事として持っていた魚をあげました。村人は涙を流して喜んで、魚を食べて飢えをしのぎましたとさ…

ところが。

翌年、同じ村を通りかかった旅人が見たのは、やはり飢えている村人。「うーむ…」。これを見て旅人は考えました。(また魚は持ってるけど、これをあげてもしょうがないな…)。そこで一計を案じた彼は、自分が知っている効率的な魚の釣り方を教えてあげることにしたのです。

さらに翌年、同じ村を通った旅人が見たのは、近くの川から魚を捕って、豊かに暮らしている村人たちでした。めでたし、めでたし…

これ、実は私が「人に何かを教える」時に意識していることでもある。

「魚」に当たるのが、「知識」。目に見える(すぐに分かる)し、即効性があるから一見ありがたいんだけど、ある特殊な状況にしかあてはまらないので、結局はその人の役には立たない。

じゃあ、魚の釣り方は?

これはひと言でいうのは難しいんだけど、

・その知識をどう使うのか

・根本になる考え方は何か

・その知識は、大きな体系の中で、どのような位置にあるのか

などが、ビジネスの現場に帰っても使える、つまり再現性があるスキルにつながるんだと思う。

なんて説明を改めてしているのは、いま「ティーチング・アシスタント(TA)制度」の骨子を考えているから。

TAの人にも、この感覚を共有してもらいたいと思っているんだけど…はたして?

こうやって文章でまとめるのもアリだけど、動画なんかがあると一発で分かるのかなー、とか思ったり。

幸い、動画を短期間で作成するノウハウもできつつあるし、やってみるかなぁ

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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