日経新聞の「経済教室」って、見てます?

毎回ボリュームがあって、内容もちょっとアカデミックで、ついつい忙しい朝は飛ばしがちだけど、ときどき面白い記事が載ってますよね。

最近の出色は、3月6日(火)掲載の、一橋大学祝迫先生の記事。「家計の預金偏重是正策 非金融資産とセットで」とのタイトルで、日本の個人(投資家)のポートフォリオに占める不動産資産の大きさをズバリと指摘した上で、良質賃貸増加が株式投資活発化を導く、と提言している。

まさに、我が意を得た思い。

「貯蓄から投資へ」とか言っていると、ついつい金融資産ばかりに目がいってしまうが、個人の側からしてみると、資産は不動産も金融資産もひっくるめて資産なわけで、全体の中でリスク管理をしたい、と思うのは人情。まぁ、その前に、そもそも、不動産資産(典型的には持ち家)を、資産と意識しているかという問題はあるわけですが…

それはそれとして、さらに議論を進めると、ハーバード・ビジネススクールの泰斗、ロバート・マートン先生によると、個人の生涯賃金の現在価値もポートフォリオに組み込むべき、となる。

実はこの分野、すごく興味があって、もうちょっと掘り下げたい。

マネー・カレッジのセミナーでも、目標を定めた投資をしようという話をしているので、ライフプラン(キャリアプラン)の話とは相性がいいはず。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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