歴史好きのワタクシ、その手の本を読むのも大好きですが、好きが高じてちょっとマニアックなものに手を出すときもあります。

今読んでいるのは「補給戦―何が勝敗を決定するのか」というもの。

戦争と聞くと、英雄豪傑群がってチャンチャンバラバラをイメージしますが、いやいや、実は大事なのは補給戦<ロジスティクス>なんだよ、というのがテーマ。

たしかに、大群になればなるほど食料が必要ですからね。どうやってそれを手当てするんだ、というのは現場においては絶対的に必要でしょう。

中世から解説が始まりますが、その当時6万人の軍隊を動かそうとすると、1日あたり98万ポンドもの食料が必要だったとのこと。

1ポンドはザックリ0.45キロなので、キロに直すと44万キロ、つまり440トン。かりに、よく見かける電車のコンテナに直すと、88個ものコンテナが必要になりますね(1コンテナ5トン換算)。これが1日の量ですから、いかにとてつもないオペレーションが必要か、想像にあまりあります。

まあ、中世の場合は、侵略した先で略奪して、実際に自軍で手当てしたのは必要な食料の10%ぐらいだった、みたいな話もありますが。

翻って現代。

なにやら領土問題できな臭いニュースも聞こえてきますが、現代の軍隊においてこの補給戦はどうなるんでしょうね。航空機が発達したから、空輸で問題解決、かと思ったらそうでもないみたいです。米軍のイラク侵攻でも、補給がうまくいかなくて食事が1日1回に制限された、みたいな話もあるみたいだし。

もしくは、対テロ組織だと、もっとやっかいになるかも知れません。テロ組織との戦闘だと全面的な対決はなくて、むしろ補給部隊が狙われるケースの方が多いとのこと。そうすると、「後方支援」部隊ほど実は凄惨な戦闘に巻き込まれる心配もあるわけで、色々心配になってきますね。


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