Zoomが2020年7月末に主催したイベントのレポートをします。今回は第2弾ですが、第1弾はこちらをご覧下さい

Zoomを使えばハードルが下がる社外との交流

こんにちは。MBAの三冠王ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。最近、社外の色々なセミナーに参加しています。コロナウィルスの影響でZoomで開催されるので、便利ですね。移動の手間がないし、仮に「今イチ面白くない」と思ったら、仕事をしながら「ながら」で聞いていればいいわけですから。

これが、対面のセミナーだとそうはいきませんからね。とくに、期待していった割には内容がガッカリだった、というときのむなしさと言ったら…。コロナウィルスの影響がポジティブに出た珍しい現象の一つかもしれません。

これと関係するのが、Zoom Academy 2020、3つの「つながる」の中のConnect Anywhere (どこでもつながる)です(他の二つの「Zoomどこでも」に関してはこちらを)。

有識者を招いて「どこでも」つながる

Connect Anywhereで重要な要素として下記が挙げられています。

Look into partnerships that connect and bring subject matter experts into your virtual classroom. Not only does this enable you to fill in gaps in your schedule with high-quality content, but it also provides students with opportunities they may not have had otherwise.

有識者をバーチャル教室に呼ぶためのパートナーシップを探しましょう。これによって、スケジュールのすきまをクオリティの高いコンテンツで埋めることができるだけでなく、生徒がこれまで思いもよらなかった機会を提供することができます。

なお、上記では「有識者」と翻訳しましたが、原文ではSME (Subject Matter Expert)となっており、そのまま翻訳すると「その分野についてのエキスパート」となります。したがって、世間的に有名であったり政府機関の委員についている必要はありません。エキスパートとして「何か」を語れる人であれば、生徒に対してよい機会になると言うことです。

拘束時間が減るというZoomのメリット

これは、実はZoomを使ったバーチャル教室の大きな利点と言えます。有識者と言うからには、普段仕事で忙しくしているでしょう。それを、わざわざ学校まで足を運んでもらうというのは、頼む方は気が引けます。学校というのは、一般のビジネスパーソンにとって便利な場所にあるわけではないので、なおさらです。

しかし、Zoomであれば、「話をするその1時間だけ」しか相手の時間を拘束しなくなるので、頼む方も、そして引き受ける方もグッとハードルが下がるのです。ちょうどそれは、冒頭で紹介したように、私自身にとって社外セミナー参加のハードルが下がったように。

ちなみに日本でも、似たような試みをしているところがあります。それが、東進ハイスクール。林修先生で有名な予備校ですが、「スゴイ大先輩に学ぼう」ということで、有識者を招いたワークショップを行っています(Zoomを使っているかどうかは不明です)。それこそZoom Academy 2020の説明であったように、普段話を聞けないような人と話すことができ、受験生にとっては進路選択の一環になっているのでしょう。

zoom photo

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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