世の「識者」と呼ばれる人の中には、
投資には強い意志が必要だ
なんて事を言う人もいる。
たとえば、有名ファンドマネージャー、ピーター・リンチ氏も、「投資はダイエットと似ている。必要なのは継続する強い意志だ」、なんて事を言ってたし。
もちろん、これはこれで一理あるんだけど、ちょっとヘビー。
「えー、そうなんだぁ。じゃあ、投資はやらなくていいや」と思っちゃう。
識者と言われるくらいその道に詳しい人なら、強固な意志がないヘタレな我々でもできる投資の方法を教えてよ!という、「弱者の投資法」を説いてくれているのが、こちら。
要するに、投資をするしくみをつくっちゃえば、あとはほっといても何とかなるよ、という発想で、これは、大賛成。
これなら意志の弱い人でも続けられるしね。この、「続ける」ってホントに重要で、長期にわたって複利の効果を効かせていくことは、資産を増加させていく大きなポイント。
あと、投資をやるって言っても、現実問題として時間がとれないことってよくあって、そのためにも「しくみ」でベースとなる投資をやっとくのは正解。
しかも、第4章(だったかな)にある、証券会社の口座の選び方も、懇切丁寧。そうだよなぁ、ここまで調べてからの方が、安心だよなぁ、と改めて思ったのでした。
ちなみに本書、タイトルにも有るとおり、投資だけじゃなくて「マネー」全般の仕組みを説明するんで、節約とか貯蓄とか、お金に興味がある人はまずは一読してみて良いんじゃないかな。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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