昨日は、「ペンタゴン・チャート」で有名な、川口一晃さんとお話しするチャンスがあった。
川口さんというと、「チャートの鉄人」との異名を聞いたこともあり、テクニカル分析(過去の株価の上がり下がりから、将来の株価を予測する手法)に一番ご興味があると思っていたら…
はずれた
むしろ、もっと大きい視点から、投資教育(あるいは、より幅ひろい金銭教育)を情熱的に語るお姿が印象的だった。
とりわけ、「わかりやすい言葉で相手に伝えよう」という執念は、並々ならないものを感じる(まさにそれは、「執念」と言っていいほど)。
ちょっと反省
私自身、普段のセミナーでは、出来るだけわかりやすくするために、ゲーム形式を取り入れたり、バーチャル体験をしてもらったりしているが、ここまで言葉にこだわっていただろうか?
ついつい投資の用語を使ってしまうことがあったかもしれない。
もちろん、投資用語を使うこと自体が悪いわけではない。実際に、投資を始めようとなったら、 それこそ山のような投資用語に出会うわけだから、投資用語の説明がないと、それはそれで不親切。
もしセミナーで問題があるとすれば、
安易に投資用語を使うことによって、本質的な理解がないままに先に進んでしまうこと
だろう。
つまり、まずは簡単な言葉でコンセプトを説明した後で、「で、これは、投資用語では○○と言うんですよ」という流れかな(今も、「ポートフォリオ」の説明はそんな感じですね)。
といいつつ、この文章でもさっそく、「本質的な理解」とか難しい言葉を使ってしまった…
難しい。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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