昨日はマイナビTVの番組に登壇させていただいたので、備忘録がてら感想を共有したいと思います。これから動画セミナーで講師をやる際の参考にしていただければ幸いです。
てか、自分自身でも、動画セミナーの機会は今後増えそうだしね。自社で撮ってYoutubeにアップしたり、呼んでいただければ他もでますよ。
対話型はそれなりに成立
出演前の悩みが、「対話型」のセッションがどれほど機能するかというもの。とくに昨日の番組はテーマがロジカルシンキングだけに、一方通行のレクチャーでは意味がありません。対話型で、いかに考えてもらえるか、そしてどこまでフィードバックできるかがキモです。
結論としては、コレはある程度できたかな、と。
動画セミナーでは、1画面にパワーポイントのスライドとカメラで撮った講師の姿、そして「チャット」という視聴者が書き込めるところが掲載されていますが、そのチャット欄が思いの外スムーズでした。いくつかは、コメントを拾ってフィードバックすることもできたし。
というか、対面のセミナーでは拾いきれない受講者の「心の声」みたいのが聞けて、面白かったです。
今回の学び:動画セミナーでも対話型にできる。逆に、対面セミナーでは発言しにくい人にとっては、動画の方が参加しやすいかも
グループワークがないだけに対面セミナーより早く進む
一方で、時間配分はちょっと難しかったですね。珍しいことにネタが早めになくなりそうでした。
てかね、準備段階では「この分量、1時間じゃこなしきれないかもなぁ」と思っていたのですが、50分で終わりましたからね。しかも、途中でペースダウンしたのに。
これって対面セミナーとの差で、グループワークにかける時間が少なくてすむというところが最大の理由かと思います。あとは、視聴者がほぼほぼ学生、しかも、就活まで時間があるこの時期に見ているのは(良い意味で)意識の高い学生と言うことで、ある程度レベルが収斂されていたのが大きかったと思います。
今回の学び:視聴者がどのような人かは、顔が見えないだけにより注意を払うべき
視線に安定感を出すルーチン確立が課題
あと、困ったのが、視線をどこに向けるか。目の前には大きなモニターが二つあって、向かって左手にカメラで撮られた自分たちの画像、目の前にパワーポイントのスライド、という状況でした。先ほども言ったとおり、パワーポイントの横にはチャット欄があるわけで、モニター(というか、見るべきところ)は3箇所に分散しています。
さらにはビデオカメラもあって、視聴者とアイコンタクトするためにはそこを見る必要があるわけですよね。加えて横にはアシスタントをしていただいた井上沙織さん。となると、見るところは合計5つか。
おそらく、視聴者から見ると視線が泳いでいるように見えたところもあったと思うけど、その理由はコレですね。
ふだんの対面セミナーではT3ルーチンがあるので安定感がでますよね。ということは、動画セミナーでも似たようなルーチンを確立するのが大事かと思いました。
今回の学び:視線に安定感を出すルーチンを確立すべし。もしくは、スタジオの環境によっても違うだろうから、その場でルーチンを確立できるメタスキルを身につける
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この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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