ハーバード・ビジネス・レビューに「『ズーム疲れ』を防ぐ5つのヒント」という記事が掲載されていたのでレポートします。
Zoom疲れを防ぐ5つのヒント
こんにちは。MBAの三冠王ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。Zoomでのリモートミーティングが終わると、ぐったり疲れるときってありますよね。ハーバード・ビジネス・レビューの記事「『ズーム疲れ』を防ぐ5つのヒント」では、その対策として下記の5つが推奨されています。
- マルチタスクをしない
- 目の休憩時間をつくる
- 気が散るものを画面上から減らす
- バーチャルな交流は自由参加制にする
- 社外の相手、特によく知らない相手とはビデオを基本にしない
5番目のアドバイスが面白いので、ちょっと掘り下げてみましょう。
アメリカ人でもZoomには抵抗感がある?
よく知らない相手とはZoomを基本をしないというのは理由があって、著者によると
ビデオ通話はかなり親密なもので、場合によってはプライバシーを侵害されているように感じることもある。
とのこと。これ、ちょっと意外です。著者のお一人、モリー・ウェスト・ダフィー(Mollie West Duffy)氏は、組織開発の専門家で、世界的イノベーション会社IDEOで組織デザインの責任者として働いていたとのこと。そうすると、アメリカ人特有のオープンさもあって、「Zoomミーティング、最高!」という感じかと思っていたのですが、そうでもないんですね。
その上で、
その相手のことを知らない場合は、電話で行ったほうがいい。
とのアドバイスがされています。
耳からZoom疲れを防ぐ
一方で、先ほどのアドバイスはどれも「目」(視覚)に起因するものが多くて、若干違和感を覚えます。というのは、体感値としてオンライン会議で一番疲れるのは、音質が悪いときなんですよね。え?なになに?と聞き耳を立てると、すごく疲れます。
ということで、Zoom疲れをなくすには、実はオーディを器機をいいものにするという解決策もあるのではないかと思っています。ノイズキャンセリングのヘッドセットにしたり、あるいはマイクはこだわるなど。
心理的安全性にも関係する著書
ちなみに、今回のハーバード・ビジネス・レビュー記事の著者お二人は、「No Hard Feelings」という著書を上梓されています。紹介によると、
guide to un-repressing your emotions at work, finding constructive channels even for jealousy and anxiety 感情をアゲるためのガイドで、嫉妬や心配の中でも前向きになれる方法が見つかる
とのことです。心理的安全性にも関係するようですので、ご興味がある方はチェックされてはいかがでしょうか。
書籍の表紙の画像は著者サイトからお借りしました。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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