資金繰りは、いろんな意味で悩みどころ。
足りないのは当然困るのですが、貯めすぎてもいかんな、と。
アクセルとブレーキの使い分けが難しいです。
■■ 夢をかなえるマネー術 Vol.344 ■■━━━━━━━━━━━━━━━
ファシリテーションって言葉にピンと来る人、来ない人 (編集後記につづく)
<目次>──────────────────────────────
【1】「30分で作る! キャッシュフロー&資金繰り表」を勝手格付け
【2】外国人が見た日本の不思議 資金繰り表はMBAで学ぶ?
【3】復活!銀座ランチマップ ヨーグルト アサイのはずが バナナ味
【4】マネカレ指数~ 日経平均を1万円で買い続けるとどうなる?~
目次
【1】マネー情報を勝手格付け~ 世にあふれるマネー情報、「使える」のはどれだ?
「キャッシュフロー計算書」はご存じですよね?
会計セミナーの入門編で紹介した「貸借対照表」、「損益計算書」とあわせて「財務三表」を成すもので、キャッシュ、すなわち現金の動きからその会社の活動の様子が分かるものです。
ただ、キャッシュフロー計算書は「事後」に作成されるもので、将来の予測の役割は担っていません。なので、実務上は将来のキャッシュを予測する「資金繰り表」がとても重要になってきます。
ちなみにこれ、財務3表ワークショップを受講した方ならば、イヤと言うほど分かるでしょう。
表面上はビジネスが上手に進んでいるのに、いざというときにキャッシュがないというあのイヤ~な気持ちを避けるためにも、資金繰り表が必要なのです。
ただ、資金繰り表って、フォーマットに決まり切ったものがあるわけではないんです。財務三表なら、どの会社も同じ構造になるのですが、資金繰り表は管理会計の書類なだけに、自分の会社に都合が良いように作っているので。
とはいえ、サンプルがあった方が簡単に作れるので、それが今回紹介する本のメリットです。
30分で作る! キャッシュフロー&資金繰り表[エクセルフォーム付き]
書名の最後にある「エクセルフォーム付き」というところがポイントで、そのまま使えるようなエクセルのサンプルがついてくるのが嬉しいところ。
実務上で資金繰りを押さえたい方にはうってつけなので、興味があればぜひチェックしてみて下さい。
分 野 :☆ふやす ☆かりる ☆つかう ☆そなえる ★かせぐ
難 易 度:★★★★ (上級者向け)
オススメ度:★★★☆ (3つ星)
●データ
サービス名:30分で作る! キャッシュフロー&資金繰り表[エクセルフォーム付き]
分 類 :書籍
発行頻度 :-
提 供 者:杉田 利雄氏
閲覧者数 :-
H P :http://www.amazon.co.jp/dp/4903111946/
【2】外国人が見た日本の不思議~世界ナンバーワン経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル記事~
「勝手格付け」で紹介した資金繰り表、MBAの勉強の中にあったかなぁ…と思うと、ないんですよね、不思議なんですけれど。
まあ、MBAって、割と大企業における管理部門で働く人を対象にはじまったという経緯があるので、中小企業向けの資金繰り表のような領域は弱いのかもしれません。
似たような話では、ビジネスにおけるもっともだいじな要素である「セールス」も、授業の中にはでてこないですからね。
MBAとかビジネススクールとか聞くと、何でも勉強できるように思う人もいるかもしれませんが、以外と抜けている領域というのはあるものです。
【3】「銀座ランチマップ」 ~今週のイチオシは?~
夕方小腹がすいた時には「おやつ」ではなくヨーグルトを食べるのが私の習慣。
いつもはプレーンタイプなのですが、スーパーフルーツ!と言われるぐらい栄養豊富なアサイ入りのを見つけたのでさっそく買ってみました。
なんか、アサイと言うより、バナナの風味がします…
マネカレ・バリュー:★☆☆ (一つ星)
分煙状況:時間分煙
アクセス:https://www.facebook.com/GinzaDeLunch
【4】マネカレ指数
~ 日経平均を1万円で買い続けるとどうなる?~
パッとしませんね
2014年4月9日の マネカレ指数: 11,216円 日経平均株価: 14,300円
これまでの投資金額: 3,840,000円
儲け: 1,249,550円
単純な利益率: 32.5%
(マネカレ指数とは)
2006年7月19日(水)をスタート・ポイントとして、毎週水曜日に日経平均株価に
連動する投資信託を1万円買いつづけた場合の平均購入単価です。
マネー・カレッジの「夢をかなえるマネー術」の投資方法の参考にしていただくた
めに計算しています。
このコーナーの説明はこちら
http://www.money-college.org/blog/campus/?p=2934
【編集後記】
こんにちは。マネー・カレッジ代表の木田知廣です。
「ファシリテーション」という言葉を聞いてピンと来る方、多いでしょうか?
その内容は実は大きくは二つに分かれて、
・講師として人前で話して納得と共感を得る
と、
・会議の仕切りを上手にやる
になります。
で、実は前者、講師として必要なファシリテーションは、これまでずーっと「講師養成講座」として提供しています。
「講師養成」と聞くと、講師を目指す人のための講座に聞こえちゃうんですが(当たり前)、実際のところはそのような人「だけ」ではなく、もうちょっと幅広いファシリテーションのスキルなんですよね。
もし「ファシリテーション」という言葉にピンときたかたは、内容をチェックしてみてください。とくに、「ストーリー感で周りを巻き込む」というのは、組織の中で成果を出すためには必須ですから。
Photo by Julian Partridge
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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