2月から開催してきた「プロFP講座」、今週金曜日でいよいよ修了です。
第1期と言うこともあり、さぞや準備がたいへん…と思っていたらさにあらず。いや、楽でしたね。今回の内容を準備するのは。
というのは、今回の講座のメインの目的は、「知識を伝達する」ことだから。
それがマーケティングであれ、出版であれ、顧客獲得であれ、参加者の人が知らないことを教えてあげれば目的が達成できることになります。
ところが、普段マネー・カレッジでやっているセミナーは別物。
たとえば会計セミナーって聞くと、普通は「新たな知識を吸収する場」、と思いますよね、普通。
でもウチのセミナーは違くって、知識の吸収は実はサブの目的。むしろ、その吸収した知識を使って、「新たなものの見方」を獲得することにこそ意義があると思います。
だって、「自己資本比率」とか、知ってるでしょ?多くの人は。
でも、知っているだけでは「分かった!」という気持ちにはなれないんですよね。
むしろ、その知識を使って、これまで見えてこなかった会社の裏側?たとえばそれは、スターバックスはひところなぜ自己資本比率を下げていたのか、など?が見えたときにこそ、「なるほど、そう言うことか!」と分かるというもの。
ちょっと専門的になりますが、「人材ピラミッドモデル」で言うと、知識ではなくその下層の「スキル」であったり、ひょっとしたら「マインド」の変化をもたらすことを目的にセミナーを構築しているのです。
http://clo.ofsji.org/archives/209
でも、これってけっこう大変。
単に知識を伝達するだけなら、分かりやすい説明の「王道」があるんですが、知識をスキル化したりマインド面での変容をもたらすためには、グループワークの内容や、たとえ話の設計も考えに考え抜かないと出来ないものです。
なので、新講座の開講はたいへんなんですよね…
と言いつつ、二つも新講座のネタがあってどうしよう?
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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