前回のアップで、「ゴルドーはキライ」と書いたけれど、これはちゃんとわけがあって、やっぱり第2回バリジャパ(1995年)で中井さんに大してやったことはどうしても許せない。
知らない人のために説明しておくと、95年の第2回バーリ・トゥード・ジャパン(修斗主催)の2回戦(1回戦だったかな?)での対戦が、当時修斗のウェルター級エースの中井祐樹vs.ジェラルド・ゴルドー。
最終的には中井さんがヒールホールドだったかフットロックだったかで勝つんだけど、その間のスタンディングの差し合いの時にゴルドーのサミングによって中井さんは目を痛め、最終的には失明に至ってしまったという事件。
今から振り返ればキック系の選手に総合計が勝つのは当たり前なんだけど、当時はまだそれが証明されていない段階で、その中で敢然と自分の技術を証明してみせた中井さんには感動したもの。未だにこの試合は自分の中ではベスト・バウトで、たぶんこのときの感動が残っているからいい年しても格闘技を続けているんだと思う。
その後中井さんの主催するジム(パレストラ)にお邪魔して何度か指導していただいたこともあって、偉ぶらないお人柄にもいろいろと感ずるところがあり、その意味でも余計にゴルドーのしたことは許せないと感じる。
まあ、最大の責任者は、ロープを掴んでも反則では無いというルールにあるのは分かっているけど(ヒクソンですらリングスの山本に苦戦したぐらいだし)、納得いかないのは納得いかないですね。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。