今日の日経新聞のキャシー松井氏のインタビュー記事、「お金の教育 子どもに不要」に大賛成だ。
え?
「子どもに『不要』」なのに賛成なの?
そう、大賛成なのです。
松井氏とお話したときに、聡明な視点とチャーミングな会話に惹かれてファンになったから、ではけっしてありません。
記事をよく読んでみると分かるのですが、松井氏が「子どもに不要」と言っているのは、株式投資でお金を儲ける手法のことなのです。
そして、労働の大切さや、その対価としてもらうお金の重要性は教えてしかるべき、と言っているので、大賛成なのですね。
マネー・カレッジでも、「子どもへのお金の教育はやらないんですか?」とよく聞かれるけど、正直言って、何を教えて良いか迷っているところで、一歩を踏み出せてないのです。
松井氏の言うとおり、具体的な投資の手法とかは、大人になってからでも十分だと思うんですよね。
だって、朝食の家族の会話でこんなのあったらイヤでしょ?
子ども: 「お父さん、今日のニュースに○○ってあったけど、ボクのもっている銘柄、上がるかなぁ」
父: 「いや、そのニュースはもう織り込み済みだから、おまえもそろそろ損切りした方が良いぞ」
一方で、「お金は夢を実現するためのツール」というコンセプトは教えたいので、子どもの教育にも興味はあるものの…
何をどう伝えるかは悩みどころですね。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。