Moodleと言えば、Blackboardと並んで世界最大級のLMS (Learning Management System: ラーニング・マネジメント・システム)。それが無料化されたとのうれしいニュースが飛び込んできました。ごく個人的なですが、Moodleってなんとなく権利関係がややこしそうで手がでませんでした。ついにそれが「開国」かぁ!と喜び勇んだものの…

受講者50人までッスか。教材が200MBまでッスか…。何ともビミョーなところですね。まあ、試しに使ってみるにはいいのかもしれません。

てか、この分野でも競争が起こって、どんどんとソフトの質が上がってくれるといいな、というのがBlackboard使いの切なる願いですよ。大きな声じゃ言えないけれど、Blackboard使いにくいよね~。UIが悪いから、どこに何があるかいつも迷うし。左メニューを何度ぐるぐるしたことか。

で、もっと本質的な話としては、Blackboardは「教える」という一方通行の世界観に基づいている気がするわけです。その分野の「先生」から、知識を伝授する、みたいな。でも、今の時代学びはもっと双方向であるべきだし、もしくは受講者同士の学びというのもあって良いと思うんですよ。それを実装するような、もしくは促進するようなシステムの作りがLMSの今後の方向性かという気がしています。

ただ、それが既存のMoodleやBlackboardによって担われるとは限らないですけどね。むしろ、米国のEdTech界隈を見ると、ライフログ系のサービスがいろいろと出てきているので、双方向の学びのプラットフォームはそちらに移っていくのかもしれません。この分野もいずれちゃんと調査してみたいと思います。

moodle photoPhoto by 4nitsirk

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中