タイトルは新橋駅前のナポリタン「パンチョ」からのパクリです。ただ、言いたいのは財務研修とはいえ面白くなるのでは?ということ。ともすると固いイメージを抱きがちな分野ですけど、逆に工夫のしようはいくらでもあります。

そのヒントになるのが「ゲーム」。私が主催している「財務三表ワークショップ」では、シミュレーション形式で実際に財務三表を作りながら学ぶというスタイルをとっています。こうやって、チームごとの「スコアボード」がでると、否が応でも燃えますね。

チーム対抗で財務の「業績」を競う

 

考えてもみてくださいよ10人以上の大人が必死になって財務三表を作成している姿を。普通だったらあり得ません。

そのせいか、この講座には再受講の方もけっこういるんですよね。というのは、業績が伸びないチームにはそれだけの理由があって、そこを知りたい、克服したいと言う人はいるのです。で、やっぱりそういう人は理解度が格段に上がります。単に表面上の財務三表を理解するだけでなく、その背後にある「財務の三視点」をしっかりと理解するというか。

たとえば、資金繰りの視点と資産活用の視点はともするとトレードオフになるわけですが、それを解消するのに外部からの資金調達を上手に使う、とか。はたまた、採算の視点で「損して得取れ」のような行動ができるとか。

結局のところ、財務も「ビジネスにおける意思決定」につなげるのが面白くなるポイントなんだな、と言うのを改めて感じました。

finance photoPhoto by Tax Credits

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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