私は映画は苦手なんですが、珍しく劇場で見てきました。
2時間拘束されるという恐怖
「苦手」っていうのは、映画そのものが嫌いなわけじゃなくて、「2時間も拘束される」という感覚が嫌なんですよね。ましてや外れの映画を劇場で見た日には、苦痛以外のものではありません。そのせいか、自宅でもレンタルやらamazonプライムやらを見ることもなく、もっぱらストーリーは本で読むことにしています。本ならば、嫌になったら途中で閉じればいいだけですから。
ところが。
予告編を見て思わず「みたい!」と言ってしまったのが、「僕のワンダフル・ライフ」。公式サイトから解説を引用すると、
最愛の飼い主に会うために、50年で3回も生まれ変わったベイリー。すべての人を笑顔に変える、犬と人間の極上のラブストーリー!
というもの。
何を隠そう、ワタクシ、大の犬好き。というか、最近ますます好きになってきた。もう、犬の写真を見るだけで「きゅーん!」と来ちゃいます。そうなると、この映画は見逃せません。
最初から涙、涙のストーリー
で、品川のシアターコンプレックス、「T・ジョイPRINCE品川」に行ってきました。映画館なんて10年以上行っていなかったのですが、あまり変わってないですね。コンプレックスになっていて、いろんな映画のチョイスがあるところが昔と多少違うのかな。
オープニングは例によってトレイラーから始まりますが、この段階でワクワクします。
そして作品が始まると、もう、涙。結局、一匹の犬が転生を繰り返すわけだけど、要するに何回も死んじゃうわけじゃないですか。「初代」のベイリーが病気で安楽死させられるところから泣けて、その後の上映時間中ず~っと泣き続けてしまいました。くぅ、切ない。
あと、実は人間の方のストーリーも色々考えさせられて、イーサンの活躍と挫折、そしてイーサンの父親の気持ちとかも考え始めると、それはそれでけっこう胸に迫るものがあります。
映画の楽しみ方アレコレ
ただ、ストーリーを客観的に見ると多少アラは見えますけどね。おそらくは原作があってそれを映画化していると思うんだけど、長い話をはしょったんで、必要ないところが出てきたり。私が脚本を書くとしたら、警察犬のエピソードと黒人の少女のエピソードのどちらかを削って、代わりに初代ベイリーのところに、「必ず会いに戻ってくる」みたいな伏線を埋めとくかな。
そんな風にあれこれ考えるのも映画の楽しみなんだろうな、と改めて思いました。
Photo by RalphArvesen
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。