今更ですが、ブログとメルマガの使い分けが分かってきたのでまとめます。
10年以上やってるブログとメルマガ
私がブログを始めたのは2005年の2月なので、比較的早いほう、でしょうか…。っと思って調べてみると、日本においてブログが普及しだしたのは2002年頃らしいので、そんなに早くもないか。元々はニフティが提供していた「ココログ」というサービスでのスタートでした。その後紆余曲折を経て今はWordPressで独自ドメインでやっています。
一方のメルマガ。これは独立をきっかけに始めて、それが2007年5月。これは明らかに遅い方で、当時はまぐまぐ!をはじめとしてメルマガ配信サービス真っ盛り。ただ、これまた紆余曲折を経て現在も続いています。考えてみれば、10年以上配信しているんですね。メルマガは。
メルマガをブログにアップする大愚行
で、最近ようやく分かってきたのはその使い分け。ブログは当たり前だけどパブリックなもの。不特定多数の人が読むことを前提に書くべきものでしょう。一方のメルマガは、プライベート。登録者はそもそもがご自身の意思で「読みたい」と言ってくれているわけですから、ある意味、書き手が好きなことを描いてもいいという理屈になります。嫌だったら、むしろ登録をやめてね、というスタンスで。
恥ずかしながらメルマガを始めて10年間、この違いが分からなくて、ひどいときにはメルマガをブログにアップしたりしていました。これじゃ、メルマガを受け取る意味ないじゃん、って自分で自分に突っ込みを入れたくなります。
リニューアルして分かった使い方
使い分けに気づいたきっかけはメルマガのリニューアルです。そのころ、「メルマガ止めようかな…。手間の割に反応率はよくないし…」と漠然と思っていたのです。そこで一念発起して、「止めるんだったら、その前に好きなことを書いちゃえ」とタイトルから何からリニューアルして再スタート。以前のメルマガは、「中立的な立場から世の中のいいものを紹介する」というスタンスだったのを180度変えたことになります。
それが最近は本当に好きに書いていて、自分の価値観、もしくはもっとベタに言うと好き嫌いを前面に出しています。たとえば、私は仕事柄ビジネス書をたくさん読みますが、世の中にはくだらない本ってあるんですよね。まあ、出版業界は大きな変革にさらされていて、「いい本が売れる」というよりは「売れる本がいい本」となる出版社の事情も分からなくはないんですが。
そんなダメな本は、「これはダメ」ってメルマガで言っちゃったりしています。読者の方もそれを喜んでいてくれるようで、幸いにしてメルマガ登録者数は右肩上がりに伸びています。メルマガってだんだん下火になりつつある今の時代、ありがたいことです。
でも、ひょっとして統合(連携)するかも?
ということで、メルマガは今のスタンスで続けていくつもりですが、最近思うのは、これって本当はブログと連動すべきだろうな、ということ。先祖返りじゃないんですが、二者択一できっぱり別れるものではなく、「ここまではブログで公開」、「こっから先はメルマガ」みたいな使い分けもあるのではないかと。それは、課金するしないという話じゃなくて、「自分の考えに賛同してくれる人だけに本音で話す」というスタンスかと思います。まあ、それが時代の流れに合っているかどうかは別物だけど。
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この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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