バーチャル・リアリティを初体験しました。

意外なほど手軽になったバーチャル・リアリティ

バーチャル・リアリティってご存じでしょうか?やたらとごついゴーグルみたいのをつけて映像を見るのですが、360度その映像の世界には入れるというものです。ちなみに昔「セカンドライフ」ってのがあって、流行ったような、流行らなかったような気がしますがアレではありません。

で、結論から言うと、かなりすごいリアリティです。本当に360度、というか、うえもしたもですから全球的にその世界には入れます。もうね、手を伸ばせば、映像の中の登場人物に触れるんじゃないかと思うぐらい。

しかも、機器もわりとシンプルで、ゴーグル自体はごついのですが、そこにスマホをカチャッとはめるとできあがり、という感じ。いや、それどころか段ボール箱でこのゴーグル部分を作ってしまおうという製品もあるぐらいで、その手軽さはびっくりです。


google謹製カードボード3D眼鏡

プレゼン研修で聴衆をバーチャル・リアリティで写したら?

このサービス、研修でも使えるんじゃないかとふと思いました。とくにプレゼンテーションなんて、目の前に大聴衆がいる状況をバーチャル・リアリティで体験しながら練習すれば、本番でもぜんぜんアガらないかも?

ちなみに、今回体験したのは日本の人事部「HR Technologyカンファレンス2017」でのあるブース。その会社の人に、「研修で使う実績ってあるんですか?」と聞いてみると、工事の現場の安全研修などに使われているとのこと。高所に上がるとこんな風になっているんですよ、と見せるには、確かに有効です。つまりは、「実際に行ってみたいけどなかなか行けない」のような状況にこそ適応するんでしょう。

それならプレゼンテーション研修もぴったり、と思ったのですが、考えてみれば360度の全球は必要ないかも。なんか、ぴったりの用途が思いつきそうで思いつかないもどかしさがあります。

virtual reality photo

 

2017/11/27追記

この話題に関して、恒例の目黒朝食会で話してきたので追記します。

というか、実は先週金曜日に発行したメルマガでは「VRの未来は暗い」みたいなトーンで書きましたが、考えればそれなりに用途はあるかも。たとえば、途上国を支援するにあたって、実際に現地の様子をVRで体験するのは、まさに「実際に行ってみたいけどなかなか行けない」という本質に適したものでしょう。あるいは、注文住宅を発注する前に、実際にVRで中の様子をデモする、なんてのもありだと思います。

あと、ふと思ったんだけど、人間のリアルのサイズにこだわる必要ってないはず。だとしたら、ミクロになって人体の中に入ってみる、なんてのも、昔の映画であったけど面白そう。

なので、VRの未来は「アイデア次第」だと思い直しました。デバイスやテクノロジーそのものも素晴らしいんだけど、後はいかに応用分野を見つけるかなんだと思います。

 

似たような話では、海外の

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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