ATDのICE (International Conference & Expo)、第1日目の感想を共有します。ATDとはなんぞやというのはこちらから。
参加したATDセッションの報告
まずは、参加したセッションから。(ATDの全セッションはこちらから)
「StoryTraining: Selecting and Shaping Stories That Connect (ストーリーテリング:人々を結びつけるストーリーの選び方、作り方)」は最初の15分聞いただけで見切りをつけて、「Effective Microlearning: A Showcase of Examples and 10 Tips for How You Can Do It Too! (効果的なマイクロラーニング:ショーケースと10個のコツ)」へ。こちらは実際の動画も紹介されていて、なかなか楽しかったです。一口にマイクロラーニングと言ってもいろいろあるのね、という印象。
ちなみに、渡米前にご要望のあった「Make Powerful Infographics Fast! (強力なインフォグラフィックスを速攻で作成する)」もチラッとのぞきましたが、これもちょっと面白そうでした。
午後の部第1弾は、まずは「5 Essentials to Modern Performance Management (近代的パフォーマンス・マネジメントの5つの必須点)」へ。ところが、一般論に終始している印象で、「だから?」という感じ。諦めて「Using Cognitive Biases to Enhance Learning and Retention (学習効果とリテンション(従業員を惹きつける)を改善するための認知的アプローチ)」へ。
玉石混淆のATDスピーカー
ここまで来て思ったのは、「新しい」テーマの方が見るべきものがあるのではないか、ということ。パフォーマンス・マネジメントは、日本でも研究されているわけで、それほど目新しいものはない印象ですね。逆に言うと、日本の人事もかなり進んでいると言うことかも。
そして、午後の部第二弾は「The Force of Habit: Applying Neuroplasticity to Automate Productivity and Behavior Change」へ。これは大当たり。内容も参考になったし、プレゼンターのMichael Kimさんがすごく上手。お名前からすると韓国系とお見受けしますが、おそらくネイティブなんでしょう。流暢だし、人を惹きつける話し方をされていました。こういうのは真似したいですね。
午後の部第3弾は、「It’s Time to Rewire Our Brains: The Secret to Success in the Face of Unrelenting Change」へ。これはないよう云々と言うよりも、前のセッションとのかぶり感が強かったので途中でパス。代わりに「Using Mobile to Reignite Experiential Learning」へ。途中からだったせいか、モバイルアップの意味合いがイマイチ分かりませんでした。
動画で報告するATDのICE
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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