米Zoom社がセキュリティ情報を更新していたので、翻訳しつつその内容を共有します。元記事はこちら。
なお、Zoomのセキュリティの基本に関しては、こちらの記事を参照下さい。
Zoomの画面共有がデフォルトオフに
こんにちは。MBAの三冠王ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。下記が、5月22日(金)に新たな投稿で発表されたセキュリティの更新の骨子です。
- Screen sharing (画面共有)
- Consent for unmute (ミュートをオフにするための同意)
- New audio for Waiting Rooms (待機ルームの新しいチャイム)
- Temporarily removing GIPHY (GIPHYの一時停止)
- Meeting information during screen share (画面共有時にミーティング情報)
- Multiple login restrictions (複数ログインの制限)
この中から特に私たちに関係があるのが、最初のScreen sharing。
For single Zoom Pro accounts, screen sharing is set to Host Only by default. Hosts and co-hosts can grant access to other participants in the Security icon.
というもともとの文章を翻訳すると、
Zoom Proアカウントで、画面共有は初期設定では主催者(ホスト)のみ。ホストと共同ホストは、セキュリティアイコンからミーティング参加者に画面共有を許可できます。
となるでしょうか。具体的にはこれですね。
Zoom主催者は画面下の方に「セキュリティ」というアイコンがあって、これをクリックするとセキュリティ関連のアイコンが開きます。その中の「画面を共有」はチェックマークが入っておらず、デフォルト(初期設定)ではオフになっていることが分かります。
当社のZoom主催者セミナーでは、参加者が画面共有を練習できる機会を儲けていますが、このままでは「あれ?共有できない」となって困ったことになってしまいます。もちろんセキュリティが高まることはよいことなのですが、気をつけて臨みたいものです。
一時的に変更されるZoomの全ミュート
今回のセキュリティアップデートで変更になった他の点も見てみましょう。ミュートのオンオフも要注意です。
When a meeting host has muted a participant, they can no longer unmute that person without their consent. That participant will now receive a prompt asking for consent to be unmuted. Note: With this feature, the option for hosts to Unmute All participants at once has been removed, but will return in a later release.
これも翻訳します。
主催者(ホスト)が参加者をミュートにしたとき、その参加者の同意がない限りはミュートをオフにすることができない。その参加者は、主催者がミュートをオフにすることに同意するかどうかを聞かれることになる。注:この変更により、主催者(ホスト)がすべての参加者を一斉にミュートする機能は削除され、後日別の形で実装される。
全ミュートも、Zoomセミナー主催者がよく使う機能なので要注意です。というか、この「後日別の形で」というところは、どういう事情でそうなったのかの説明がもう少し欲しいところです。
一時的に停止されるZoom上でのGIPHY
一方で、私たちにあまり関係なさそうなのも紹介します。ちょっとマニアックな機能です。それが、「Temporarily removing GIPHY」というもの。そもそもGIPHYとは何かというと、
同じシーンのループが面白い「GIF画像」をたくさんストックし、検索&シェアできるサービスです。同じシーンのループが面白い「GIF画像」をたくさんストックし、検索&シェアできるサービスです。
とのこと。Zoomの公式ブログにもその使い方が解説されています。
このGIPHYをZoomから使うことが、一時的にストップされるとのことです。これ、誰が使っているんだ?という気もしますが…。一般ユーザーよりも、エンジニアの人なんですかね。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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