20160731

スタートアップ業界の方、CrunchBase(クランチベース)、使ってます?

ご存じ、米TechCrunch(テッククランチ)が主催するスタートアップのための、スタートアップによるデータベースで、Disruptイベントの参加者はとくに登録を推奨されるようですね。

最近私はJETRO様の主催する「ビジネス・ディベロップメント研修」の講師を務めた際、このCrunchBaseもチェックしたので、その成果を共有したいと思います。Disruptイベントに参加の方はもちろん、資金調達を考えているスタートアップの方に参考にしていただければ幸いです。

CrunchBaseはWikipedia+ツイッター

まず、機能面ですが、CrunchBaseはWikipedia+ツイッターと私は認識しています。Wikipediaというのは、情報を誰もが編集できるから。LinkedInのようなプロフェッショナル型SNSでは、仮に自分でカンパニーページを立ち上げたとしたら、それを編集できるのは自分だけじゃないですか。ところが、CrunchBaseは「誰かがアップした情報を別の人が編集できる」という仕立てのようで、要するに集合知によってスタートアップ業界の情報を集約しようという試みでしょう。画面はこの記事の後半でお見せしますが、自社や製品の登録をするのも、”Contribute” (寄稿する)というメニューから始まります。

一方で、ツイッター的な機能もあり、気になる企業をフォローして、その企業の情報がアップデートされるたびに情報を受け取ることができます。

資金調達がメイン?CrunchBaseの使い方

その利用方法は、上述のツイッター的な使い方が基本かと思いますが、Fund raising(資金調達)の情報が登録されると一気に注目度が高まるそうです。つまりは、スタートアップと投資家のマッチングが主たる目的ではないかと想像します。一方で、「ノイズ」が多すぎて真っ当な投資家はあんまり見ていないんじゃないかなという意見もあり(コメント欄)、どこまで力を入れて自社のプロフィールを充実させるかは判断が必要でしょう。日本からDisruptSFに参加した方の話でも、「勧められたから登録してみたけど、使い方がようわからん」という声も聞かれました。

ということで、利用に関して私の立場をまとめるならば、

SEOのためにもまずは最低限の登録をすべし。資金調達を考えているなら徐々に情報を充実させる。

となります。

CrunchBaseは1分で登録完了

さて、あとは実際の登録方法ですが、これはホントに簡単で1分でかたづきます。ただ、上述のツイッター的な使い方をするならば、ツイッターアカウントでのログインが望ましい…んですが、なぜか私がやったときにはうまくログインできませんでした。なので、下記にfacebookを使ったアカウントの解説と会社、自社製品の登録方法を解説します。

ScreenClip(2)
CrunchBaseの右上、「SIGNUP FOR CRUNCHBASE」ボタンをクリック。ポップアップ画面からログインに使うSNSを選択
ScreenClip
Facebookの認証画面はOK

ScreenClip 
左メニューから”Contribute”をクリック。表れたポップアップで”Company”を選択

ScreenClip
必要事項を記入してページ下部の”Submit”をクリック

ScreenClip

製品の登録は、 左メニューから”Contribute”をクリック。表れたポップアップで”Product”を選択

ScreenClip 
Organizationで先ほど登録した会社を選択すると、自動的にヒモづけられる。ちなみに、このページ下部のWebsiteにURLを入力するとサイトへの直リンクを獲得できるのでSEO上、効果があると思われる。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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