2013年9月30日(月)付の日経新聞で、小林雅之東京大学教授が教育費負担の論考をされていましたが、議論が整理されていてすごく参考になりました。いわく、世界的には「誰が教育費を負担するかには3つのモデルがあって、
- 北欧型:社会が教育費を負担すべき
- 家族型:親が負担すべき (日本、韓国、中国など)
- アングロサクソン型:学生本人(子ども)が負担すべき
グローバルなトレンドとしては公的から私的負担に、親負担から学生負担になっているとのこと。
ちなみに、米国のメディアをポツポツ見ていると、3.のモデルだと、実際のところは学生にはお金がないので、学生ローンに頼ることになるわけですが、それが最近の教育費の高騰とあいまって、やや社会問題化しているようです。こりゃたまらん、と思う人の何割かは、「じゃあ、安く受講できるオンラインで」と思うわけで、それがMOOCsを後押しする要因の一つかもしれないですね。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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