先週の「MBAの心理学」は、日比野治雄先生監修の「よくわかるデザイン心理学 人間の行動・心理を考慮した一歩進んだデザインへのヒント」をベースにしています。
とくに面白かったのが
【MBAの心理学】IATで本音がバレる。自身がサッカーファンだとすると、画像に「サッカー 好き」、「サッカー 嫌い」と表示された時、「サッカー 好き」の方により早く反応する。Implicit Association Testで時には自分も意識していなかった偏見が明らかに pic.twitter.com/zE5TvDtQVO
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) July 4, 2023
というもの。最近のキーワードで言うとアンコンシャス・バイアスなんてのもこれで分かるはず。たしか、マルコム・グラッドウェル先生のご著書だったかな?、にも似たような話があったはず。そうではないものをピストルと見間違える、みたいな。
しかも、このIATの面白いのは商用化されているところ。
【MBAの心理学】IATを応用して女性向けに「気分に合わせた口紅」を勧めるのがテンピクチャーズ。2枚の写真から今の気分に合う方を直感で選ぶ操作を10回連続で行うと、お勧めの口紅が表示される。言葉にならない「気分」を見える化する試み #心理学 #MBA pic.twitter.com/00YZtcSmXj
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) July 4, 2023
ということで、この「言葉にならない『気分』」というところがポイントですね。実際に評価も高いようだし。
イプサ「命中リップ」の実力はホンモノらしい。みんながおすすめする人気の口紅とは
私も試したいのですが、口紅と言われてもピンとこないので、男性向けにこの手のサービスってないですかね。
【MBAの心理学】勉強がはかどるノートは存在した。日比野治雄が開発した罫線は、主観的輪郭を活用して、グラフや絵を描きやすいながらも視覚的ストレスを抑えることに成功した。実際、単純な計算問題で他のノートよりも成果が上がった #心理学 #MBA pic.twitter.com/Ha0BiCX8BI
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) July 6, 2023
もう一つ面白かったのが、「勉強がはかどるノート」。
この手の、「気づけばうまくいっていた」というツールを使うと無理なく効率を高めることができそう。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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