「自分の祖先って、どこから来たんだろう?」
そんな問いを、ふと考えたことはありませんか?
私はそれが気になって、遺伝子検査を受けたことがあります。
結果は――祖先は中国・揚子江流域の人々だったそうです。
なんだか不思議ですよね。今、こうして日本に暮らしているけれど、自分のルーツははるか海の向こうから続いてきたものだったとは。
「騎馬民族説」のロマンと、科学で近づく真実
「日本人はどこから来たのか?」
かつては“騎馬民族が渡来してきた”という説がロマンを呼びましたが、最近では遺伝子研究によってかなり詳しい系統が解明されてきています。
【MBAの心理学】チンギス・ハンの遺伝子は私たちも持っているかも。世界中の男性の8%は、染色体に共通の遺伝子配列(ハプロタイプ)をもち、その起源は1,000年前と推定される。ちょうどチンギス・ハンが帝国を作った頃であり、その名残とケンブリッジ大学のアユブ博士は指摘 pic.twitter.com/9JfQXW1yDD
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) May 12, 2025
性格まで?リスク感覚と遺伝子の関係
さらに面白いのは、リスクを取るかどうかという行動傾向も、実は遺伝子に関係しているかもしれないという研究。
【MBAの心理学】リスクをとる人は脳の構造が違うかも?ドーパミンのD4受容体の生成を制御する遺伝子は人によって長さが異なる。長ければ長いほど新奇性追求が強まる。米国白人層はこれが長い人の割合が日本人よりも高いと言われるが、文化による淘汰の影響か #心理学 #MBA pic.twitter.com/SM7RkamR1p
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) May 11, 2025
とはいえ、“遺伝子が全て”ではない
もちろん、注意しなければいけないのは「遺伝子=性格・運命」と決めつけるのは早計だということ。
人は文化や教育、環境に影響を受けながら育っていきます。
リスクを取らないのも、個性。
それを変える必要があるかどうかは、自分で選べばいいんです。
でも、自分の背景や特性を「知る」ことで、
選択肢が増えるのもまた事実。
あなたも、自分のルーツをたどってみませんか?
私たちは何者なのか。
その答えは、思いがけない場所に隠れているかもしれません。
歴史、心理学、遺伝子――
こうした視点で自分を見直すと、少し未来の見え方が変わってくる気がします。
この記事を書いた人

木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。
- 投稿タグ
- 遺伝子