EQって聞いたことがありますか?

「こころの知能指数」なんて呼ばれることもあって、いまやすっかり根付いている感があります。

先日たまたま「EQ診断」を受ける機会がありました。

全250項目の質問に答えると、「あなたの行動特性はこんな感じ」と24項目にわたって評価してくれるというものです。

これを見ながら、色々考えさせられました。

全体としてはいいアイデアなので、ウチのオフィスにも必要かなと思うものの、若干の違和感も残って…

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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EQそのものに関しては、本を読むのが一番手っ取り早いと思います。

EQ こころの知能指数

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たとえばその中に、「情緒的表現性」という項目があって、これは、「怒りや喜びなど自分の気持ちを相手に伝えること」です。

これ、私は比較的低くて、EQ診断のスコアでは偏差値44という感じ。

仮に平均点を50とすると、明らかに下回っていますね。

ただ、EQの面白いのは、それを伸ばすためのヒントがあること。具体的には、自分の感情を表す言葉を5個づつ挙げる、なんてのも自分の情緒的表現性をあげるヒントになります。

さっそくやってみましたよ。「喜び」という感情を表現する言葉を挙げると…

ワクワク ほっこり うれしい たのしい

とか。ただ、これ(↑)を見ると分かるとおり、どっかで聞いたことがあるベタな表現ばっかりで、私はこの分野に関しては語彙が乏しいと分かります。

つまり、普段から自分の感情を表すボキャブラリーを増やしていけば良いのでしょう。

で、ここまではいい話。

逆に違和感を感じた項目もあって、それが、

「情緒的感受性」。つまり、「相手の気持ちを敏感に察知しようとすること」。

これって、明らかに低い人っているじゃないですか。

「なんでこの人は、こっちの都合を無視して話しかけてくるんだろう?」と感じることがよくあります。

ただ、そういう人って、自分で「情緒的感受性」が低いとは思っていないんですよね。

実はここにEQ診断の難しさがあって、自己申告で診断を受けても、その人の本当の問題点が表れるわけではないと思うんです。

じゃあ、他人からのフィードバックをすれば良いのかというのも、それはそれで難しいんですけどね。

情緒的感受性が低い人は、他人から言われても、「はぁ、そう?心当たり無いけどなぁ」と思うだけでしょうから。

なので、EQそのものは面白いのですが、どうやってオフィスに導入して社員全体でスキルアップを図っていくかというのは、もう一工夫必要だというのが現時点での結論です。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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