追記

人気があるネタみたいなので、もう少し情報を追加しておきます。

  • 国際成人力調査とは?

    国際機関のOECDによる世界規模での大人の知力を計るためのテストです。英語ではPIAAC(ピアック、Programme for the International Assessment of Adult Competencies)と呼ばれているものを、日本に持ち込む時に「成人力」と訳したようですね

  • 「成人力」って何?

    読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力の3分野で計られる力です。「オイオイそれが『成人力』ってことかよ?」というツッコミもあり得ますが、そこはグッとこらえて(笑)。

    もともとのネーミングは”Adult Compitenceis”、直訳すると「成人の能力」なので、そんな悪くない訳語ではないかと個人的には思います。言葉だけが独り歩きするリスクもはらんでいますが。

    パロディで、「聖人力」とか「性人力」とか作ったら面白そう。

  • 国際成人力調査の具体的な問題は?どう準備したらいいの?

    国立教育政策研究所のサイトで国際成人力調査の例題を見ることができます。ある状況から論理的に(筋道だって)引き出せる回答を問う問題が多いので、ロジカル・シンキングとか論理思考とか勉強しておくと、点数が高くなるような気がします。

  • 国際成人力調査は何のためにやっているの?

    いちおう、国立教育政策研究所のサイトには下記の目的が述べられています。

    引用

    • 各国の成人が「成人力」をどの程度持っているかを把握すること
    • 「成人力」の程度が、例えば雇用状況や生涯学習への参加の状況など、個人の生き方に対してどのような影響を与えるのか、また、国の経済成長など社会全体にどの程度影響するかを検証すること
    • 現在の教育訓練の制度が、「成人力」を身につける上でどの程度の効果をあげているのかを検証すること
    • 学校教育、生涯学習や職業訓練などの分野でどのような政策的な工夫をすることが「成人力」の向上につながるのかを明確にすること
    • 引用終わり

      ただ、これだけ読んでもなにやらピンとこないというのが正直な感想。

      一方で、本家のOECDのサイトを見ると、ワーキングペーパーとかいろいろあって周到に準備されている形跡も見えるので、たぶんなんか意味はあると思います。

      ただ、この手の調査ってどうしても結果が独り歩きして勝手な解釈をされがちなので、なかなか難しいよなー、と思っています。

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以下、もともとの投稿

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でもしようか、と言うお話。

本日(2011/7/26)付けの日経朝刊にもあったとおり、OECDによる世界的な規模の「成人力」調査がはじまるとのこと。Programme for the International Assessment of Adult Competencies (PIAAC)ですね。

いわく、「成人力」とは

  • 読解力 Reading Components
  • 数的思考力 Numeracy
  • ITを活用した問題解決能力 Problem Solving in Technology-rich Environments

の3分野が問われるとのこと。PIAACの例題を見ると、単なる知識量と言うよりも、そこから何を読みとるか、などの論理的な思考力が問われるような感じですね。

ウチも論理思考の講座とか持ってるわけだし、PIAAC対策講座とか始めたら人気がでるかしら。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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