講師をやっていると「疲れたな~」と感じることがありますが、その理由が分かりました。ヒントは「歩数」。「マジですか~」ってぐらい歩いているんですね、講師業は。
先週は水木金と3連チャンの法人の案件、土曜日1日空いて日曜日は朝から講師養成セミナーと、けっこう稼働しました。
そうするとね、やっぱり疲れるんですよ、ワタクシも。大きな声では言えないけれど。最後の方はヘロヘロだったもんなぁ。
その理由が分かりました。なんと、1日講師をすると1万歩以上歩いていたのです。換算すると7キロとか歩いてるわけで、実測したら東京駅からスタートして渋谷ぐらいまで行っちゃうんじゃないかな。そら疲れるわけですな。
で、ここからが本題。
いろんな講師の統計を取ってみると、講義のパフォーマンスと歩数の関係って出てこないですかね?あるいは、さらに精緻化するならば、教室内の歩き回るルートまで測定できれば面白いですよね。きっとそこには講師から受講者への介入度合が隠れているはずで、講義のパフォーマンスや参加者の満足度と如実な関係があるはず。
これ実は、私がスマートウォッチにはまっている理由なんです。私のPebbleをはじめとして、こういう風に行動を測定するデバイスがあると、自分では思いもしなかった行動パターンが明らかになるんですよ。現状では歩数だけだけど、そのうち心拍数まで測れるようになると、ますます行動とパフォーマンスの関係性が明らかになるのではないかと思うんですよね。実際サッカーでは、個々の選手の走行距離やスプリント回数を計測するって試みは本格化しているわけだし。
講師業って、どうしても個人依存性が高いところがあって、「あの先生はうまい」、「あの先生は今イチ」という会話になりがちじゃないですか?でも、行動とパフォーマンスの間の関係性が見いだせれば、講師に対して「もっとクラスルームを歩き回ってグループワークに介入してください」のようなガイダンスができて、講師の底上げができると思うのです。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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