今さらながらですが、英語の発音のトレーニングをしています。ワタクシ、こう見えてTOEFLは900点ぐらい持っていて、日本人にしては英語ができる方かと思っています。もちろん、帰国子女にはぜんぜん及ばないですが、後天的に学習した人間にしては悪くないかと。
ただ、発音って意識して訓練してこなかったんですよね。もちろん、シャドウィング(英語教材のネイティブの発言に合わせて自分もそのセリフを言う)なんかはたくさんやってきましたが、それはどちらかというと構文を学ぶため。発音をネイティブに近づけようと言う発想はあまりなかったんですよね。発音はむずかしいからな~と言う諦めや、内容さえしっかりしていれば伝わるという開き直りがあって。
そんな私が発音に目覚めたのが、「発音ができるようになるとリスニング力が上がる」いう説を聞いてから。なんでも、「自分が発音できない音は聞き取れない」というロジックらしく、それはそれでまあ、筋は通っているのかな、と。多くの日本人の方も感じると思うんですが、リスニングはホントにむずかしいんですよね。ネイティブが普通のスピードで話していると、どうしても聞き取れない音があって、頭の中で推論しながら文の意味を取っているので、疲れるし。
んで、発音の練習を始めて見ると、いかに自分がこの分野について知らなかったかに気付いて愕然とします。なんての?もう、英検3級レベルで知識が止まってるんですよね。これじゃあ会話で相手に伝わらないよな~、と今さらながら気付かされました。もちろん、練習したからといってネイティブレベルになるわけではありませんが、自分がどんな音を言うべきで、そのためにどのような舌のポジショニングをするかの意識は高まったと思います。
練習方法は、わりと、昔ながら。鷲見先生の本で勉強しつつ、自分の発音を録音にとってチェックする、というのの繰り返しです。発音系の本は世の中にたくさんあって、この本がベストかどうかは分かりませんが、繰り返し使える、という観点では良い本かな。内海先生の「超低速メソッド」は面白いアイデアだしAmazonでの評価も高いけど、アレをつづけるのはちょっと苦しいかな。
アプリもたくさんあって、昔より発音練習に対するハードルが下がったよなぁ…と思いきや、いまいち「これだ!」というのに巡り会えていないですね。オススメのがあったら、教えて欲しいです。
あと、工夫といえば、自分の好きなスピーチをマネするというもの。実はワタクシ、映画Independence Dayの大統領のスピーチのシーンが大好きで、それを夜な夜なマネしています。Youtubeの動画をはっとくと、これね。
端から見るとちょっとアヤシイかもしれないんですが、モチベーションが上がるのであればそれもアリですよね。
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この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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