メンターが欲しい、それも社外の人がいいなぁ…。という方には朗報、かも。それが、LinkedIn (リンクトイン)のメンターマッチングサービスです。
LinkedIn(リンクトイン)のメンターマッチングサービス
「キャリアアドバイス」と呼ばれるこのマッチングは、LinkedInのサイト上でいくつかの質問に答えるところから始まります。地理的に近い人がいいとか、同じ母校とかの選択肢があるとのこと。その後はLinkedInの方がメンター候補を出してきてくれて、その中で「この人」と選べばマッチング完成。後はお二方で話し合ってね、という流れ。
LinkedInって、Lynda.comを傘下に持っていることからも分かるとおり、キャリア開発/能力開発に力を入れているんですよね。で、このメンターマッチングサービスは、まだ空白地帯だったので、それを埋めるものであるとの位置づけです。
個人的には社外メンターは難しそう
個人的な感想としては、このメンターマッチングは「なし」かなぁ。メンターって、ある程度こっちの状況を分かっていないと機能しないような気がしていて、オンライン上の第三者が、「今日からオマエのメンターだぜ、ウェーイ」って言っても、正直「?」。何をどう相談するか、かえって悩みそう。
あるいは、業界が絞れていると機能するかもしれませんね。エンジニアだったらエンジニアで、「私はこの先どうしたらいいでしょう?」みたいなのは、相談したい人はいるかもしれません。あるいは、欧米人にとっては(あ、このサービス、まずは英米インドで展開だそうです)、メンターの必要性って日本人が考える以上に大きいのかもしれません。
日本にもあったメンターマッチングサービス
翻って日本。メンターマッチングってあまり聞かないと思ったら、スタートアップがありました。それがalluume(アリューム)さん。今年の秋からサービスインだそうで、がんばって欲しいですね。
あるいは、yenta (イェンタ)なんかもビジネスマッチングとしてはありでしょう。こっちは登録はしているんだけど、イマイチ使い方が分かっていなくて活用し切れていない…
ということで、日米共に盛り上がってる?メンターマッチングサービス、これから要注目です。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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