ATDにクーレム、ではないですが「一参加者の感想と要望」的なものを送ってみました。返事は来るでしょうか?
意外と見にくいATDのカンファレンス
このブログでもレポートしていますが、世界最大の人材育成に関するカンファレンス、ATD (Association of Talent Development)に5月に参加してきました。
もちろん様々な発見・学びはあったのですが、改善して欲しい点も多々あったのも事実。
たとえば、EXPOの地図。下記の画像、A4大の用紙に印刷されて配布されていたのですが、フォントが小さくて見にくいったらない(手書きが汚くてすみません)。
この手の展示会って、「狙って」行かないと意味がないじゃないですか。会場をただ歩き回ってもムダで。なので、ATDに連絡して、「なんとかしてよ~」とお願いしてみたのです。対応してくれたらうれしいんですけどね。
全然悪くない日本の人事
ATDに行ってみてもう一つの発見は、「日本の人事も悪くないじゃん」というものです。ついつい、米国発の情報が最先端で、「日本は遅れている」ととらえられがちですが、日本の人事制度・慣行も、それはそれで機能しているので、素晴らしいと思いました。
ただ、あえて苦言を呈させてもらうと、日本特有の配置転換(ジョブ・ローテーション)がなぁ…と言うところはあります。
たとえば研修でも、それまでいいものを作り上げてきたのに、担当者が突然変わって方針大転換、なんてありますからね。
いやね、それでも考えたうえでの方針転換ならいいんですよ。でも、人材育成のことを全く分かってない担当者が来て、無茶ぶりをされてもなぁ…。
以前、ある大手企業とお付き合いがあったとき、新たに来た人材育成の担当者が「ワタシ、ビジネス書とか読みませんから!」と臆面もなくおっしゃっていたのには、驚かされました。
ここら辺が、人事なら人事のプロフェッショナルとしてキャリアを構築できる米国との違いでしょうか。
人材育成担当者向け勉強会
ということで、企業内で人材育成を担当している方向けに勉強会を開催できないか検討中です。
だって、「分かっていない」担当者が作成する研修なんてムダ、どころか逆効果ですからね。そこを改善していく私たちなりの第一歩としたいと思います。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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