心理学、とくにカウンセリングの分野は「マイナスをゼロにする」、つまり精神的に問題を抱えた人を普通の状態に戻そう、と言うのが主流でした。
これを180度転換して、「ゼロをプラスに」、つまり普通の状態の人を幸せにするというのがポジティブ心理学。最近のウェルビーイングなんかにもつながる流れだと思います。
結論としては、「温かな人間関係」ということで、「まあ、そうだよな」となります。
【MBAの心理学】ハーバードメン研究は、ハーバード大学に在籍した268人を卒業後追跡調査。世界で最も長期にわたる社会学の研究と言われている。幸せな人トップ10%は、「温かな人間関係」を築くことができた人。しかも、年収が高く専門分野で成功を収めたのもそれ以外より3割多かった pic.twitter.com/DG5VIGfigI
— 木田知廣 (MBAの三冠王) (@kidatomohiro) September 1, 2022
面白いのはその実践方法で、「1日5善の日」とか以外。なんでも、毎日1善よりも、いいことを集中的にやる日を決めておいた方がより幸福度合いはアップするのだとか。
【MBAの心理学】「温かな人間関係」を築くためには「人を愛する力」が必要。これには脳のAVP(アルギニンバソプレッシン)受容体が関係している。オキシトシンを増やすために、1.スキンシップ、2.心温まる映画を見る、3.週1日5善をする日を決める、を実行する pic.twitter.com/6aHp24LfyM
— 木田知廣 (MBAの三冠王) (@kidatomohiro) September 2, 2022
ちなみに、お金ももちろん重要ですが、給料が増えると幸福度が上がるというのは年収800万円までだそうです。これも、まあ、納得。
【MBAの心理学】年収が上がると幸福度合いも上がるが、それは800万円まで。それ以降は幸福度合いはほぼ変わらない。リーダーは、部下の年収800万円までは給与を上げることに手を尽くす。しかしその後は、お金以外の幸福の源泉を見つける pic.twitter.com/Lp9wPNEUEQ
— 木田知廣 (MBAの三冠王) (@kidatomohiro) August 29, 2022
ここら辺は、経営にも応用できそうです。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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