まず、業務連絡です。
Zoomの使い方も学べる、「オンライン体験版」
講師養成入門セミナーを明日開講します。
無料にて参加できるので、興味がある方はどうぞ。
http://presen.ofsji.org/kouza-koushi/nyumon/
では、本題。
「ビジネスモデルを変えなければ…」
緊急事態宣言が延長された今、改めて考えている経営者の方も多いでしょう。
そんなとき参考になる本が、「ビジネスモデル・ナビゲーター」であるのはブログで既報の通り。
https://kida.ofsji.org/archives/3462
今回はその「使い方」について解説します。
ちなみに、土佐MBAでこの本に苦戦された人のために最後に参考文献も紹介しています。
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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
※MBAとは…末尾に詳しく
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まず、大前提として、ビジネスモデルを変革するのは難しいものです。
そんなとき参考になる考え方が、
他業界でうまくいっている事例を持ち込む
というアプローチ。
この「他業界」というところがポイント。
自社の業界だと、やることは似通ってきます。
ところが、他の業界の事例を当てはめて考えると、思いもよらなかったビジネスモデルの変革ができる。
というのが、「ビジネスモデル・ナビゲーター」の基本思想。
ところが。
どうやって当てはめるの?
という疑問を持つ人がいます。
たとえば、ビジネスモデル・ナビゲーターに紹介されている55個のモデルの10番目、「カスタマーロイヤルティ」。
要するにお客様にファンになってもらうことを指します。
これだけ聞くと、
そうは言っても、既にいろいろやっているし。今さらビジネスモデルの変革につながるの?
と思ってしまいます。
そんなときは、発想を広げてみましょう。
自社の、ではなく、他社のカスタマーロイヤルティを考えてみるのです。
競合のカスタマーロイヤルティの源泉は?
それをどうやって崩せるだろう?模倣できるだろう?
と発想は広がります。
あるいは、法人向け(B2B)のビジネスをしている人はお客様でもいいんです。
お客様のカスタマーロイヤルティをたかめるために、ウチが手伝えることは何だろう?
これならば、新たなサービスの開発につながります。
これ、実は私が今まさにやっていること。
当社のビジネスを念頭に、55個のモデルを当てはめるとどういう展開ができるのだろう?と毎日考えています。
なお、「ビジネスモデル・ナビゲーター」、良書ではあるのですが事例が欧米の会社なのが、ちょっと残念なところ。
そんな方のために、日本人著者による似たような考えの本を紹介します。
・平野 敦士カール著、カール教授と学ぶ成功企業31社のビジネスモデル超入門!
・山田 英夫著、なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編
・今枝 昌宏著、ビジネスモデルの教科書: 経営戦略を見る目と考える力を養う
http://kida.ofsji.org/archives/3428
きっと、このコロナウィルス騒動をチャンスに変えるヒントが見つかるはず。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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