この週末に山岸先生の「きずなと思いやりが日本をダメにする 最新進化学が解き明かす「心と社会」」を読みました。そのうち書評を書くかもしれません。山岸先生が狙ってのこととは思いますが、「まっとうな本」と「チャレンジングな本」の執筆を分けていて、本書は後者。対談というのもアレですし、論旨がブレるので、あんまり参考になるところはなかったかな。
では、本題。先週の「MBAの心理学」はシェアード・リーダーシップ。
【MBAの心理学】コード・ダジュール大学フェルナンド・ペルアーニによると、羊の群れはシェアード・リーダーシップをとっている。リーダーとフォロワーが定期的に入れ替わることにより集合的知性を獲得し、それが群れのスムーズな移動に役立っている #心理学 #MBA pic.twitter.com/nqyErQt4yT
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) September 26, 2024
理屈自体は正しいし、実際に職場でどう実践するかは意外と難しそう。ポイントは、「自分の得意な領域でリーダーシップをとる」ことみたいなので、ジョブ型的な発想の方がマッチするのかも。
【MBAの心理学】野生の狼はシェアード・リーダーシップをとっていると言われる。そのときの状況に最も詳しい個体がリーダーシップをとる。ところが、保護区にいる狼はアルファ・リーダーシップになり、リーダーが固定化される #心理学 #MBA pic.twitter.com/M1e4MGMyL8
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) September 26, 2024
この、保護区にいるとアルファ・リーダーシップになるというのも、示唆的だなぁ、と思いました。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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