海外発のブランドには、独特の魅力がありますよね。
エルメスやヴィトンのようなラグジュアリーブランドも素敵ですが、私が最も憧れたのは、英国の高級経済紙「ファイナンシャル・タイムズ(FT)」 でした。
あのピンク色の紙面が、なんとも洗練されていてカッコいい。ロンドン・ビジネススクール留学時代に定期購読したときは、「世界の経済を追う一員になったような気分」になり、ちょっと誇らしかったのを覚えています。
ところが最近、そんなFTの記事が日経新聞に掲載されるようになりました。
(2015年に日経新聞がFTを買収しているので、「最近」でもないかもしれませんが……)
でも、読んでみると違和感がある。
回りくどい言い回しが多く、
「で、結局何が言いたいの?」と感じることが増えたのです。
最初は翻訳の問題かと思いましたが、どうやらそうではない。
どうも元記事そのもののクオリティが落ちている ように思えるのです。
かつて憧れていたブランドが、いつの間にか“普通”になってしまった──
まるで、昔憧れていた「あの人」に同窓会で再会し、期待していた姿と違っていて幻滅するような、なんとも言えない気持ちになりました。
あなたにも、そんな経験はありませんか?
この記事を書いた人

木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。
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