AFCアジアカップ予選で、サッカー日本代表が、サウジアラビア代表に0?1で負けた。
が、ちっとも口惜しくない、というか、なんとなく代表チームに感情移入できないままだ。
原因は分かっている。
「川淵キャプテン」こと、日本サッカー協会会長の川淵三郎氏のせいだ。
2006年ワールドカップでの、予想外(?)の予選敗退に関するコメントを聞いて、しらけてしまったのだ。
いわく、
「ジーコは日本のレベルが高いと考え、選手に自由奔放にやらせることでいいものが生み出せると信じたから、指示を少なくした。」
ここまではよい。
「だが、終わってみれば、日本人は自由の中にも方向性を示さないと、うまくいかないということがわかった」
え?
「終わってみれば」って、4年間もジーコ監督の任期はあったわけじゃないか。その間何もしないで、この結論というのは、お粗末すぎる。
代表監督がオシム氏に変わったとしても、バックボーンである日本サッカー協会のトップがこれでは、成果は見込めないだろう。
結果が出れば監督を持ち上げる、結果が出なければ監督を切り捨てる。
そこには、目標を定めて、そのための最適の人材を選定し、行動にガバナンスを効かせ、成果をあげるためにサポートをする、という発想が全くない。
要するに、「JFA2005年宣言」(※)はお題目に過ぎないのだろう。これじゃあ、ね。応援する気にならないのもしょうがない。
もっとも、筋金入りのファンは、それでもまだ応援しているわけで、こんなことぐらいで日本代表の応援を辞めちゃうのも情けない話なんだろうけど。
※「JFAの約束2015」で、「2015年には (中略) 日本代表チームは、世界でトップ10のチームとなる」と謳っている
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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