2016-07-19

先日、財団法人全日本ろうあ連盟様でセミナー講師を務めさせていただきました。テーマはロジカルシンキング。

耳が聞こえにくい方と普通の方と混じった受講者と言うことで、準備段階では「どうなるかな~」と一抹の不安もあったのですが、スタッフの方のサポートで無事乗り切ることができました。

とくに、手話通訳の方には感謝です。こちらが話したことを手話で伝えるというのもさることながら、受講者の方がグループワークを手話で行っているのを読みとって、何が話されているかをフィードバックしてくれたのはありがたかった。ああ、なるほどね、そういう理解度合なのね、というのがヘタすれば口頭で話されている以上に分かって、より聞き手の理解度にあわせた進め方をすることができました。

一方で、あまり気にしすぎてもしょうがないかな、とも思うんですよね。というのは、講師の仕事って、「前提条件が違う人に、新たな知識を理解してもらい、行動を促す」というところってあるじゃないですか。その「前提条件」の違いが、知識があるなしだったり、やる気があるなしだったり、言葉の聞こえ方の良し悪しだったりするわけで、極論すれば、どんな相手であろうが講師としてやることは一緒、とも言えます。

しかも、心の持ちようとしては相手に合わせるというよりも、「自分の世界観に相手に入ってきてもらう」ことになるわけで、この意味でもよけい違和感は感じなかったかな。実際、例の「ボケとツッコミの練習」もやったしね。

もっとも、終わった後はものすごく疲れたので、セッション中は手話の通訳の方、受講者の方、などなど、いろんな人に意識を向けながらやっていたのでしょうけれど。

lecture photoPhoto by David Davies