英語プレゼンを2時間に凝縮

昨日(2017/11/08)、サムさんを講師に招いて英語プレゼンセミナーを開講しました。本来は2-30時間かけて個人向けに指導している内容をむりやりお願いして2時間に凝縮してもらって、

  • 聞き手の分析
  • オープニング・フック
  • 聞き手の「背中を押す」手法

の3つだけお話しいただきました。

テーマは”Persuasive Presentatoin (説得型プレゼンテーション)”。聞き手に期待した行動をとってもらうことを目的に、いかにプレゼンテーションの内容を構築するか、です。最後の「背中を押す」というのは、そのための心理的な仕掛けです。

我々の言葉では「トリガー」と言っていますが、サムさんはより心理学の知見を持ち込んで「サイ・オプ」(Psychological Operation)という体系にまとめているものです。中身は、セミナー限定の話なのでここでは紹介できませんが、事例(たとえば、順番を変えるだけで売上が6倍になった)とともに説明してもらったんで、ものすごい説得力です。

英語だろうが日本語だろうがプレゼンはプレゼン

ただ、改めて思ったのは、

プレゼンテーションは日本語だろうが英語だろうが同じ

ということ。もちろん、言語は違うのですが、最終目的である「聞き手を動かす」が同じである限り、その手法がある程度同じところに収斂するのも当たり前といえば当たり前。

逆に言うと、今回は英語プレゼンテーションがテーマだったわけですが、これを受講した人は日本語のプレゼンも上手くなるでしょうね。そういう意味では、「一粒で二度オイシイ」セミナーです。

あとは、悩みは参加者の英語レベルをどう揃えるか、ですね。昨日のアンケートの中には、「参加者の英語レベルを揃えたほうがいい」というコメントもいただいたのですが、私から見ると今回はかなりそろっていた感じです。少なくとも、サムさんの説明を聞いて「何をしたらいいか分からない」という人はいなかったわけで。

これをさらに細分化して、英語上級者用、中級者用…とやっても、あまり意味がないような気がしています。むしろやるなら、「英語が苦手な人」向けなんだろうけど、こっちはこっちで英語「プレゼン」ではなく「英会話」になってしまいそうですしねぇ…

ted photoPhoto by urban_data

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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