このブログのタイトルにもなっている、”Stay hungry, Stay Foolish”
ときどき、「どういう意味なんですか?」って聞かれることがある。
そのまま訳すと、「ハングリーであり続けること、バカであり続けること」、となってちょっと分かりにくいかもしれないが、ホントはもうちょっと深い意味合いがある。
実はこの言葉、もともとは、米アップル社のCEOであるスティーブ・ジョブズ氏が言っていた。ご存じの通り、ジョブズ氏の人生は波乱の連続で、概観するだけでも、
アップル創業→アップルを追われる→ネクスト、ピクサー創業
→アップルに暫定CEOとして雇われる→アップルの正式なCEOとなる
とあわただしい。
ネクスト時代にはパッとした製品もなく、「ジョブズは終わったな…」というのが当時の感想だったが、アップルに復帰してからはiMacやiPodで華々しい成功を収めているのは良く知られているところだ。
そのジョブズ氏が言う言葉だけに重い。
Stay Hungry, Stay Foolish
意訳すれば、「現状に満足せずにバカなことに挑戦しよう」、とでもなるのだろうか。失敗の怖さを知りつつも、挑戦すること、そしてその挑戦から学んでいこうという姿勢には共感を覚えるのだ。
このセリフ、ジョブズ氏は昔から言い続けてきたのだが、最近も言い続けているところがまた良いのだ。6月15日に行われた米国スタンフォード大学の卒業式にキーノート・スピーカーとして呼ばれたジョブズ氏は、そのスピーチの中でも言い続けている。50才になってもなおアントレプレナーシップは健在だ。
他にも印象的なセリフを以下に引用する。
(人生の中のイベント(点)を線としてとらえる重要性について)
“Of course, it was impossible to connect the dots looking forward. You can only connect them looking backward, so you have to trust that the dots will somehow connect in your future.”
(ガンの宣告を受けたときに学んだこと)
“Your time is limited, so don’t waste it living someone’s life. Don’t let the noise of others’ opinions drown your own inner voice.”
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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