う先週の金曜日はライフネット社長の出口さんの講演会。
いやぁ、面白かった。参加者のレベルも高くて、質疑応答でも良い質問が多かったしね。
ポイントは末尾にまとめてありますが、歴史観というか大局観を持っていらっしゃるように見えました。
スピーチに関しても、間の取り方が絶妙で、ぐいぐいと引きつけられてしまいました。
標準ビジネスファシリテーターモデルでいうと、
説明中にポーズをおくことで、参加者に考える時間を与えている (SBF1-ID142)
あるいは、出口社長も講演中よく例を出していたイギリスに範を求めるならば、スピーチの名手と言われたLoad McMillanいわく、
”Most vital thing in speech, if you can do it, is to pause.”
スピーチで一番重要なことは、もし出来るならばだが、ポーズをおくことである
と。
一方で、「論点が抽象的すぎるときに具体化している(SBF1-ID84)」があるとさらに満足度は高まったかも?
若い人ほど経験値が足りないわけで、出口社長の言葉を自分の行動に引き戻して考えるのに苦労していたのが、質疑応答から読みとれました。
たとえば、「社長の仕事は分からないことを決めること」の具体的な例をお聞きすると面白かったかもしれない(→お前が質問しろよ、と言われそうですが、時間が亡くなっちゃったんだもん)。
以下、ポイントを。
●社長の仕事の10%は「分からないことを決めること」、残りの90%は「社員が朝起きた時に行きたい会社にすること」
-異質で多様な経験を積むこと(byキッシンジャー)がリーダーとして「分からないことを決める」につながる
-タテヨコ思考(時間軸、空間軸で拡げる)
●林則徐の遺志 (海国図志)
●意志は99.9%実現しない、しかし、願わないことは100%実現しない
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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