おかげさまで拙著「ほんとうに使える論理思考の技術」をいろんなブログで取り上げてもらってますが、実はまじまじと読んだりしてます。けっこう勉強になりますね。

とくに面白いのが、類書の紹介があるもの。

hino666のバインダーさんが紹介していたのがこちら。

論理=ハンドル、感情=エンジンと言う主張は、「スイッチ!」(チップ・ハース/ダン・ハース著)の論理=象使い、感情=象と同じ。(本書と同様、進化心理学を応用していて面白い)

へぇ~。うかつにも知らなかったけど、なかなか面白そうな本ではないですか。Amazonによると、

大きな権限や強固な意志の持ち主ではない「ごく普通の人たち」が、会社や国を動かすような変化を生み出した例を豊富に挙げながら、それらに共通する「変化のしくみ」を明かしていく。

だって。さっそくチェックしてみよう。

ちなみに、hino666のバインダーさんは、「自己啓発本にありがちな疑問として、みんながこのテクニックを使い出したらどうなるんだろうという素朴な疑問はある。」という疑問提起をされていますが、これ、ホントはもっと書きたかったことなんだよね。

本書の99pにも書いたけど、とくに社内政治のテクニックとかって、知っている人と知らない人の間にギャップが大きすぎる。結果として、知っている人だけ上手く立ち回って、正直者が馬鹿を見てるわけじゃない?

だけど、テクニックを多くの人が知れば、その効果が発揮できなくなると思うんだよね。そうすると、必然的に社内政治度合は下がる、と。

もしこの議論に興味がある人は、こちらを読んでみてください。本って、物理的に情報量の限界があるから(ページ数が限られてるってことね)、言いたいことすべてを盛り込めるわけではないんですよ。

ブログとかセミナーとかも合わせて、立体的な学びを届けたいと思うゆえんです。

 「社内政治に絶対負けない法

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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