告白しちゃおう。
ときどき、たまらなく現実から逃避したい願望におそわれる。
「あー、どっか遠くの町に行って、漁師でもしながら世俗に埋もれたい」と、 30%ぐらいは真剣に思うのだ。
仕事の忙しさとはあまり関係なく、ふとした拍子に浮かびあがってくるのは、まるで病気の発作のよう。というか、ほとんどビョーキなのかもしれない。
そんなときの特効薬は…
空想だけの現実逃避。
どこに?
本当に、ゼロから空想する場合もあるけれど、短歌に触発されて妄想に空想にふけることもある。
なので、毎週日曜日の日経新聞は、「歌壇」のコーナーが楽しみ。
良い歌を読む、たった15秒だけ、現実から逃避している。
たとえば、
軽く押せば展けむ世界のありさうな夕闇の路地椎の花匂ふ
良いですねー。別世界へタイムスリップしそう。
あるいは、
秋来ぬと旅するごとく駅一つ手前に下りて家まで歩む
そうそう。日常でも旅は可能なのだ、と。
ちなみに、上記の歌は98年に発表されたもの。
気に入った歌を書きとめておく習慣は、もう10年も続いていることになる。その歌、実に、147首。
それだけ現実逃避をしてれば、ビョーキを通り越して、病膏肓に入る、と言っても良いかも。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
ブログには書けない「ぶっちゃけの話」はメールマガジンで配信中。