とくに、健全な批判精神というのは日本人に欠けているところのような気がしますね。まあ、考えてみれば学校教育なんて、批判精神を封じるためにあるようなものだからなぁ
■■ 夢をかなえるマネー術 Vol.391 ■■━━━━━━━━━━━━━━━
日本企業が苦戦する要因は21世紀型スキルにあり?
(編集後記につづく)
<目次>──────────────────────────────
【1】「21世紀型スキル」を勝手格付け
【2】外国人が見た日本の不思議 ゲームで身に付く?21世紀型スキル
【3】復活!銀座ランチマップ 新橋で ディープな味を 食べてきた
【4】マネカレ指数 ~日経平均を1万円で買い続けるとどうなる?~
目次
【1】マネー情報を勝手格付け~世にあふれるマネー情報、「使える」のはどれだ?
センター試験って多くの方はなじみがあると思うんですが、アレが変わるそうですね。
2018年をメドに、「達成度テスト(仮称)」というのに置き換わる方向で話が進んでいるそうです。
この背後には、知識詰め込み型の教育ではこれからはマズイのではないか、という問題意識があるのでしょう。
たとえば、国際団体ATC21Sは、21世紀型スキルとして4つの大分野と10の具体的スキルを定めています。
●思考の方法
1.創造性とイノベーション
2.批判的思考、問題解決、意思決定
3.学び方の学習、メタ認知
●働く方法
4.コミュニケーション
5.コラボレーション(チームワーク)
●働くためのツール
6.情報リテラシー
7.ICTリテラシー
●世界の中で生きる
8.地域とグローバルのよい市民であること(シチズンシップ)
9.人生とキャリア発達
10.個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応能力を含む)
ATC21S (Assessment and Teaching of 21st Century Skills)は、スポンサーがシスコ、インテル、マイクロソフト等なので、ITに若干よった感はありますが、それでも「なるほど」と思わせるものですね。
ちなみに、「国際バカロレア」では、目指すべき姿を10の学習者像として定めていて、
-探求する人
-知識のある人
-考える人
-コミュニケーションができる人
-信念のある人
-心を開く人
-思いやりのある人
-挑戦する人
-バランスのとれた人
-振り返りができる人
というものなので、ある程度平仄は合いますね。
この中の、「創造性とイノベーション」、「批判的思考、問題解決、意思決定」などは日本人が比較的苦手にしている分野かな、という気がして、逆に言うと私たちは意識してここら辺をスキルアップしていく必要がありそうです。
分 野 :☆ふやす ☆かりる ☆つかう ★そなえる ★かせぐ
難 易 度:★★★★ (上級者向け)
オススメ度:★★☆☆
●データ
サービス名:21世紀型スキル
分 類 :提言
発行頻度 :-
提 供 者:ACT21S
閲覧者数 :-
H P :http://www.atc21s.org/
【2】外国人が見た日本の不思議~世界ナンバーワン経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル記事~
「勝手格付け」で紹介した21世紀型スキル、ゲームを通して学ぼうという動きもあるようです。
Assessment and Teaching of 21st-Century Skills (ATC21S) using Serious Games
子供にとっては嬉しいのかもしれませんが、なんだかテレビゲームのように見えてしまって、本当にこういうのが必要なのか、ちょっと気になってしまいますね。なんだか、この投稿の絵だけ見ると、マインクラフトのようにも思えます。
【3】「銀座ランチマップ」~今週のイチオシは?~
新橋駅前のパブに行って来ました。チキンとポークがものすごいボリュームです。
味も濃いめで男性向け。
ローズ&クラウン (チキン&ポーク、999円)
マネカレ・バリュー:★★★ (3つ星)
分煙状況:禁煙でした
アクセス:http://www.amazon.co.jp/dp/B00KFJ0WZ4
【4】マネカレ指数~日経平均を1万円で買い続けるとどうなる?~
盛り返してきましたね。リターンも70%台に突入
2015年4月8日の
マネカレ指数: 11,625円
日経平均株価: 19,790円
これまでの投資金額: 4,380,000円
儲け: 3,076,298円
単純な利益率: 70.2%
(マネカレ指数とは)
2006年7月19日(水)をスタート・ポイントとして、毎週水曜日に
日経平均株価に連動する投資信託を1万円買いつづけた場合の
平均購入単価です。
マネー・カレッジの「夢をかなえるマネー術」の投資方法の参考に
していただくために計算しています。
このコーナーの説明はこちら
【編集後記】
こんにちは。マネー・カレッジ代表の木田知廣です。
「勝手格付け」で紹介した21世紀型スキルは本当に気になります。
最近、電機メーカーなどを中心に日本企業が苦戦しているというニュースを聞きますが、その原因はひょっとしたらここにあるとにらんでいます。つまり、知識詰め込み型で教育されてきた「秀才」は21世紀型スキルが弱く、それがひいては企業の競争力の低下につながっているのではないか、と思うのですね。
なので、私が主催しているセミナーは、たとえば会計がテーマであったりしても、「考える」要素を採り入れています。まあ、その方が学んでいて楽しいというのもありますが。
ちなみにこの分野は、私たち社会人も意識してこのスキルアップには取り組まなければならないのですが、子供たちの教育も変えていかなくてはいけないんですよね、本当は。
ただ、現状を見るに、小学生の頃から受験勉強で思いっきり知識詰め込み型をやっているような気がして、ちょっと将来に不安を覚えますね。
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この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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