当社のセミナールームにはインスタントリプレイ機能というのがあります。
ビデオで撮った画像とパワーポイントのスライドをガチャンコした動画をその場で作れるというもので、完成型はこんな画面になります。
ちなみに、「その場で」というのがポイント。あとから画像を合成するというのはよく聞きますが、リアルタイムはなかなかないのでは?専門の業者さんでもない限り。
利用方法としてはこんな感じ(↑)で動画セミナーをつくることもありますが、普段のセミナーをこれで撮ることも良くあって、講師の育成のために利用しています。講義が終わったあとに見て、改善のポイントを探るのです。この場合、たとえYoutubeにアップしても、限定公開になって当社のスタッフと講師の先生のみ見れる状態ですね。
ところが。
そんなセミナー動画に対して、googleからある日警告が届きました。「著作権を違反している」と。
セミナー集客で効くアノテーション機能の前提条件
おっかしいな~、コンテンツには気をつけてるはずなんだけどな~、と思い動画を改めてチェックしてみると、問題になったのは音楽。
セミナー開始までリラックスした雰囲気を出すために音楽を流しているのですが、それが引っかかっていたのです。
「え~、そこ?」と思いつつ、あわてて対応しましたよ。そのパートをソッコー削除。てのは、Youtubeアカウントの状態をきれいにしておきたかったから。「アノテーション」という昨日ですが、動画から外部のサイトにリンクを張っているんですよ。
そうすると、この動画を見た人がサイトに来るという動線を形成できるじゃないですか。逆にいうと、それがなければわざわざ動画をアップする意味がないわけで。このアノテーション機能、著作権侵害などの悪いことをやっているアカウントでは有効にならないいう説があり、それを避けたかったのです。
無事、著作権を侵害しているコンテンツを削除した結果、googleからの警告も消えて、おとがめナシになったみたいです。
googleの著作権への本気度を見た
この経験で思ったんですが、googleは本気ですね。音声検索に。著作権侵害の警告が出たスピードから考えると、人手でチェックしているとか、誰かから申告があったからじゃないと思うんですよね。むしろ、googleが何らかのアルゴリズムで自動判定しているのでしょう。それを開発するためのテクノロジーを音声の分野に投入しているわけですから、googleにとっても重点項目なのでしょう。
考えてみれば、「オッケーgoogle」という宣伝やってますからね。実際に使ってみると便利だし。
これによって、人々の行動も変わっていくんだろうな、と改めて思わされました。
Photo by dannysullivan
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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