先週の「MBAの心理学」は引きつづきポジティブ心理学。このツイートが胸に刺さる。
【MBAの心理学】The Economistによると、人生の中の幸福度はUカーブを描く。50-53歳が最低で、そこに至るまではおおむね低下し続ける。一方、底を打つと上がり続ける pic.twitter.com/gOPDCunmSF
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) September 20, 2022
私なんかはまさにこのまっただ中で、幸福度が低くて当然なんだな、と納得。ちなみにこれ、星先生と前野先生の、「99.9%は幸せの素人」からのまた引きなのだが、もとのソースがなんだったか失念してしまった。ただ、Economistと言うことは欧米のデータと想像され、日本ではどうなんだろうと気になる。
今気になって調べてみたんだけど、西村先生、八木先生の調査によると、
幸福感は若い時期と老年期に高く、35~49歳で落ち込む「U字型曲線」を描きました。
とのこと。
むぅ。その時期は抜けたはずなんだが…
ちなみに、両先生は幸福度と年収の相関関係にも言及されていて、1,100万円までは正の相関がある、と。これ、海外の研究ではダニエル・カーネマン先生いわく、800万円までは正の相関があるとのことだが、日本の数字の方がピンときますね。
そして、経営という観点からのポジティブ心理学の意味合いがこちら。
【MBAの心理学】ペンシルベニア大学のアニー・マッキーによると、幸福な人ほど有能な働き手である。幸福度の高い社員の創造性は低い社員の3倍高く、生産性は31%、売上も37%高い。 pic.twitter.com/cDXofQLwBe
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) September 21, 2022
直感的には、「この数字、ホント?」と思ってしまった。いくら何でも、売上が37%も違うのか?これもソースを当たってないのでわからないんだけど、小売店での販売職みたいなのをイメージしているんだろうか?
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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