先週の「MBAの心理学」は引きつづきポジティブ心理学。

「大聖堂」という仕事の仕方

経営にも応用できる、もしくはすべきなのがこちら。

似たような話の別バージョンとして、「大聖堂(カテドラル)」というのもありますね。職人が道ばたで仕事ししていて、「何をやっているんですか?」と尋ねると、「見りゃ分かるだろ?レンガを積んでるんだよ」と答える人もいれば、「大聖堂をつくっているんです」と答える人もいる、という。MBAでは有名なケース、3Mオプティカル・システムズの主人公、アンディ・ウォンも、インタビューの中で言ってましたね。

ただ、実際のビジネスの現場での問題は、「どうやったら部下がそう思ってくれるのだろうか?」ということ。そこが優秀なマネージャーと非凡なマネージャーの差だと思う。ヒントは、「エンゲージメント」。例のエンゲージメントを高める8か条を実践すれば、近づく気がする。

ジョブ・クラフティングによってやる気が高まる?

一方、部下自身でも自分で自分の仕事のやり方を考えて欲しくて、それが「ジョブ・クラフティング」。

ホンマか?と思わないでもないですが、一応研究によって検証されているようです。ただ、例によって欧米の論文なので、日本人でも当てはまるかの研究が知りたいところ。

ジョブ・クラフティングの3つの手法

ジョブ・クラフティングの具体的な手法も提唱されています。

ということは、上司の仕事は部下がこれをできるように支援する、となりますね。とくに1番目とかは、部下自身だけではなかなかできなさそう。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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