先週のMBAの心理学は「腐ったりんご」実験。ん?日本だと「腐ったミカン」の方が一般的か?金八先生がウンタラ言って多様な記憶があるが…
【MBAの心理学】フェルプス准教授の「腐ったりんご」実験。44人のチームの中に、一人でも「悪影響を与えるタイプ」の人が混じると全体の生産性が40%も落ちる。そのタイプが攻撃的だろうが、怠け者だろうが、ネガティブだろうが関係なしに pic.twitter.com/G1fnQFjNaO
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) October 3, 2022
これは、なるほどと思うものの、「40%もか?」とも思いました。もとの論文はたぶんこちらだと思うので、誰か呼んで実験手法とか検証してくれないかな。
いずれにしても、この分野は注目度が高そう。類書をamazonで見ても★がたくさん付いているし。
そして、フェルプス准教授の素晴らしいところは、ソリューションも提示しているところだと思いました。それがこちら。
【MBAの心理学】フェルプス准教授の「腐ったりんご」実験のつづき。悪影響を与える人には「対抗」しても意味がない。むしろ、そのような人がネガティブな言動をするたびに、別の人が態度・行動・言葉でポジティブなメッセージを送るのが正解 pic.twitter.com/nTRyXXesk7
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) October 4, 2022
これならできそう。というのは、管理職研修を提供している際、この手の質問はよく出るんですよね。「年上の部下で、ネガティブな雰囲気をまき散らしている人がいるんですけど、どうしたらいいですか」って。そんな疑問に対する回答になると思いました。
この流れで、MITメディアラボの「ソーシャル物理学」の話も面白い。
【MBAの心理学】MITメディアラボ「ソーシャル物理学」によると、チームの生産性を高めるためにはメンバーが「帰属シグナル」を発すると良い。1.交流のエネルギーを高める、2.個人の尊重、3.未来への指向がその特徴 pic.twitter.com/IJyzzBrUAo
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) October 5, 2022
そもそもだけど、ソーシャル物理学というのを考えるところからして発想がぶっ飛んでるなぁ、と。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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