先週の「MBAの心理学」は研修の定着。研修で学んだことが頭の中に焼き付いて、日々の行動が変わり、ビジネス上の成果に結びつき、最終的には企業価値増大につなげる。
【MBAの心理学】ルイジアナ大学チャタヌガ校のバークは、研修効果を高めるためには双方向で学習者参加型研修が重要と検証。また、ミシガン州立大学のウェクスラーは研修後半では研修後の目標設定が重要と検証した。 #心理学 #MBA pic.twitter.com/JETfyORHdV
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) January 30, 2023
もとの論文をあたってないのでアレですが、この提言は若干狭い(ピンポイント)過ぎる気がする。一口に「研修後の目標設定」と言っても、幅広いわけで。
あと、「学習者参加型」の定義もけっこう重要。直感的には、欧米のそれと日本人が求めるものは異なる気がする。マイケル・サンデル先生の講義とか、いつもモヤモヤ感が残らない?この観点では、
【MBAの心理学】株式会社ネットマンの社長永谷研一は、法人研修においては目標設定から行動計画がもとも重要と説く。その失敗の理由として、1. 問題抽出が甘い、2. 課題設定の誤り、3. 成果設定がないとのこと。 #心理学 #MBA pic.twitter.com/qqwFaRSVn1
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) January 31, 2023
こっちの方がピンとくるかな。これをどう乗り越えるんだという議論は必要だけど。
同様に、こっちも実用的。何が何でも無理矢理、というわけじゃなく、ワークブックを見直すだけでも良いというのは心強い。
【MBAの心理学】オハイオ州立大学のテューズは研修の定着として再トレーニングの他にも、1.ワークブックを見直して自身の行動を振り返る「自己学習(セルフコーチング)」、2.同僚や部下からのフィードバックを受ける「他者評価(upward feedback)」が重要であると検証した。 pic.twitter.com/idhm7KRvZv
— 木田知廣 (マサチューセッツ大学MBA講師) (@kidatomohiro) February 2, 2023
実際の現場では、動画をからめるともっと効果的だと思うけど。それも、一般的な動画でなく、アダプティブ・ラーニングの動画なら最強。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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