上司からの評価って、どんな風に受け止めています?
上司がいい人だと、自然と「そうですね」と思えますが、イケてない上司の下では心の中で「お前が言うな!」なんて感じちゃいます。
少なくとも私はそうでした。
ただ、最近は評価制度自体も変わってきているようで、そこに対応していかなくちゃマズいな~、と思い知らされました。
とくに、先端的な企業はすごいですね…
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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
※MBAとは…末尾に詳しく
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先端的な企業というのは、アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)。
一般的には耳慣れない会社かもしれませんが、実はあの発明王エジソンが創ったといえば、ピンとくるかもしれません。
その時代から続く照明器具以外にも、発電所向けのタービンや航空機のエンジンなど、様々な分野にビジネスを広げています。
そして、実は経営者育成に関しては定評があって、ジャック・ウェルチ氏などの有名経営者を輩出していることでも知られています。
そんなGEですが、従業員に評価をつけるのを止めたそうです。
従来は、「目標による管理制度」の下、S、A、Bなどを毎年つけていたそうですが、あるときそれをきれいサッパリ止めたとのこと。
その理由は、「そんなものに時間を使うより、もっと顧客のために仕事をしよう」、と。
詳しくはブログに書きましたので、こちらを読んでみてください。
http://kida.ofsji.org/archives/3620
で、ここからはブログに書けなかった話。
実はGEといえども、ボーナスや昇給などでは差をつけていて、何がその基準になるかというとお客様からの評価。
考えてみれば、仕事ってお客様のためにやるものであって、いい仕事をしてお客様からお金をもらうというのは、ビジネスの基本中の基本です。
だとしたら、そのお客様からの評価によってその人の給料が決まるというのは、ごく自然な流れではないですか。
逆に言えば、上司が部下を評価するって、上司の価値観が入ってきちゃうので、イマイチ納得感がない場合があります。
上司のために「社内向けの仕事」を一生懸命やった人が評価されるリスクもありますしね。
もちろん、内勤の仕事の場合、「その人の仕事がどのくらいお客様に貢献したか」を測ることが難しかったので、その役割を上司がやっていたというのはやむを得ません。
でも、テクノロジーの進化でその人の貢献度合いが測れるようになって、評価のあり方が変わってきているのだと思います。
もちろん、ブログにも書いたとおり、これが今すぐ日本の企業にも導入されるとは私も考えてはいません。
でも、今起こっているのは一次のブームではなくて、
・ビジネス環境が変わった
・仕事のやり方を変えなければならない
・評価の仕方が変わってくる
・上司の役割も変わってくる
という、大きな潮流の変化です。
これは、加速することがあっても衰退することはないので、何らかのかたちで日本企業にも関わってきます。
その時のため、今のうちから「ゲームのルールが変わった」とキモに銘じておいても損はないと思います。
※ちなみに、GEさんでもお客様の評価がダイレクトにボーナスの額につながるというわけではなさそう。そこにはいろんな仕組みがあるはずで。
ただ、評価のポリシーが変わったのは間違いない、というのが今回の話です。
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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