「バーチャル・リアリティ (VR)」を体験したのはブログに書いたとおりです。
http://kida.ofsji.org/archives/3584
このメルマガは、その「裏面」。
勝手な結論ですが、VRの未来は暗いかな…
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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。
※MBAとは…末尾に詳しく
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バーチャル・リアリティに驚くほどの臨場感があるのは間違いないんですよ。
「没入感」という表現をギョーカイではしますが、360度の視界があると本当にその世界の中に入っている感覚。
ただ、それが必要な状況は限られているというのが正直なところの感想です。
ブログにも書いた体験は、就活のための会社案内をVRで実現したというものでした。受付のオネーサンが社内を連れて歩いてくれるという仕立てです。
最初は「おぉっ」と思ったんですが、結局はオフィススペースじゃないですか。
どこの会社でもやってることにそんな違いがあるわけではなくて、「没入感」はそれほど必要ではないんですよね。
制作費用は5分の動画で100万円ぐらいということ。さすがにペイしませんね。
しかも、VRって、一人ひとりで見ることになるじゃないですか。
そうすると、就活生全員に見せるのにものすごい時間がかかるわけで、その意味でもペイしませんね。
じゃあ、他のコンテンツは?というと、
ゲームもイマイチっぽいし…
https://sbfl.net/blog/2017/04/07/vr-1st-anniversary-impressions/
スポーツ観戦は面白そうではあるけれど
https://vrtokyo.jp/app_jsportsvr_01
切り札と思われたアダルトコンテンツも鳴かず飛ばず
http://news.denfaminicogamer.jp/interview/170915
ということで、VRの未来はかなり暗いというのが私の予測です。
当然これは一消費者としてよりも、ビジネスの先行きを考えるという観点ですね。
ウチの場合、教育をビジネスの主戦場としていて、動画によるコンテンツ配信にどう取り組むかは大きなテーマの一つなんですよね。
でも、VR分野に投資をするかというと、「なし」というのが現時点での結論です。
とか言っておいて、数年後にVRが大きく化けて教育の主流を担うようになったら、先見の明がなかったということになってしまうんですが…。
自社の持つリソースをどの分野に賭けるかというのは、難しい判断ですね。
(ちなみにこれ↑、最近のマイブームです)
この記事を書いた人
木田知廣
MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。
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