今回は、多少批判めいた内容になっていますので、その手のことがお嫌いな方は読み飛ばしてください。

ただ、最近読んだ本の中で、「ホントこれでいいの?」と言うのがあったので、その問題点の指摘です。

多くの人に読まれる出版物で、さすがにこれはないんじゃないかと思うんですよね…。

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あらためまして、こんにちは。「MBAの三冠王」ことシンメトリー・ジャパン代表の木田知廣です。

※MBAとは…末尾に詳しく

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事の発端は先週もご案内した英語プレゼンの講座。

内容は講師のサムさんにお任せしていますが、私の方でも念のため、その分野の本を片っ端から読むことにしました。

その中で、びっくりしちゃう本もあって、プレゼンの際にはポケットに手を入れても、壁により掛かってもいいという内容がこちらの本。

http://wp.me/p6icDs-3mf

これ、読んだ人が真似したらどうするんだろう?と心配になっちゃいます。

あるいは、悪い、というより痛い本がこちら。

http://wp.me/p6icDs-3mo

著者の方が真摯に書こうとしているのは分かるのですが、「そもそも」のところでプレゼンテーションを分かってない気配ありあり。

とくにスライド作成においては、プレゼン初心者がやりがちなミスをあたかも正しいことのように紹介していて、読んでいるこちらがつらくなってしまいました。

こう見てくると、プレゼンってやっぱり難しいですよね。その時その時の状況によって変えていくべきで。

「ポケットに手を入れる」本も、著者の方はその分野では相当偉い先生なので、その人にとっては最適だと思うんですよ。ただ、それを万人向けに進めるのがマズいだけで。

痛い本も、エンジニアの人にとっては、ポジションを取らずにメッセージを書かないというのは「当たり前」なのでしょう。ただ、その当たり前が違っていることの方が問題の根幹です。

プレゼンの本を読むときには、著者はどんな方で、どんな状況を想定しているのかを考えながら読む必要があると、つくづくと思います。

ちなみに、参考になる良書も紹介すると、初心者向けには愛場先生の、

CD付 英語のプレゼン 直前5日間の技術

http://wp.me/p6icDs-2K3

がお勧め。

そして中上級者には石塚先生の

ビジネスパーソンのための英語発信力強化演習

通訳訓練法でプレゼンテーションを成功させる

http://wp.me/p6icDs-3mG

が適していると思いました。

英語プレゼンにご興味があれば、チェックしてみてください。

この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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