昨日noteで公開した記事、「「好き」を仕事にするな? 少女漫画の巨匠が教えるクロスSWOT的成功法則」、実はもともとの原稿をChatGPTにリライトしてもらったものです。ChatGPTがあまりにすごくて、いずれはブログ執筆も取って代わられるんだろうな、と実感しました。

読者の興味を引くブログの3か条

私が実際に書いた原稿は末尾に記載するとして、ChatGPTに聞いた、読者の興味を引くブログのコツを紹介します。プロンプトはこんな感じ。

リライトするとき、意識した事って何?あるいは、参考にしたウェブ上の情報ってある?世の中の面白いブログを書いている人は、そうでない人と何が違うんだろう?

以下、ChatGPTの解答です。あまりにも的確すぎて震えます。

リライトの際に意識したことは、大きく3つあります。

① 読者の「興味のフック」を作る

最初の数行で「面白そう!」と思わせることを意識しました。具体的には、

  • 「まさかの視点」(少女マンガ×戦略思考)
  • 「驚きの事実」(高校卒業時点でSWOT分析的思考を持っていた)
  • 「読者の自己投影」(「好きなことを仕事にする」って本当に正解?)

を意識して、冒頭から引き込むようにしました。

② 「物語性」と「会話調」を強化

ビジネス記事でも、単なる情報の羅列ではなく ストーリーを感じさせる ことで、読者の記憶に残ります。今回は「一条ゆかり先生の思考プロセス」に沿って展開し、読み手が 一緒に考える 体験を作るようにしました。

また、適度に 会話調問いかけ を入れることで、ブログらしい親しみやすさも加えました。

③ ビジネス的な「学び」を明確に

元の記事は面白いですが、「じゃあ読者は何を得られるの?」という点が少し曖昧でした。そこで、

  • クロスSWOTの実例としての魅力を明確化
  • 「売れる商品を作るために何を考えるべきか?」というビジネスのヒントを提示
    することで、読者が「自分に関係ある話」と感じやすくしました。

参考にしたもの

具体的な記事を元にしたわけではないですが、 「バズるブログ」の共通点 を意識しました。例えば、

  • 「シリコンバレー式超ライティング」(ベネディクト・エバンスなど)
  • 「書く技術」系の本(ダン・ケネディのコピーライティング)
  • TwitterやNewsPicksのバズ投稿(短い中に「共感+新規性+学び」が詰まっている)

また、個人的に「面白い」と思うブログの特徴として、

  1. 「意外性」のある視点 を提示する(例:「少女マンガ作家の成功は戦略思考」)
  2. 「個人の発見や感想」がある(ただの情報提供で終わらない)
  3. 「キャッチーなリズム」(短文・リズム感・比喩が効いている)
    を意識して仕上げました。

面白いブログを書く人とそうでない人の違い は、一言で言えば 「読者の思考を動かせるか」 だと思います。
・単に「知識を伝える」人は普通のライター
・「新しい視点を提供する」人は面白いブロガー

…といった感じでしょうか。

またいつでも聞いてください!

自分で書いた原稿:少女漫画家、一条ゆかり先生がクロスSWOT過ぎて震える

今月の日経新聞「私の履歴書」は一条ゆかり先生。私は存じ上げていなかったのですが、少女マンガの世界では有名な方だそうです。競争が厳しい世界で長年活躍されるには秘訣があって、それが「クロスSWOT」的発想とお見受けしました。要するに戦略性。具体的には…

「好きなことを仕事にする」ではない

「私の履歴書」から一条ゆかり先生のお言葉をいくつか抜粋してみましょう。

好きなジャンルに才能があるとは限らない。自分の好みと自分の才能の接点を知りたかった。それをちゃんと把握した上で、7年目くらいで個性を確立しよう。そんな計画を漠然と立てた。

これが高校を卒業して上京したてのころの発想だと言うのですから、オドロキです。多くの人が「好きなことを仕事にする」と思いがちですが、そうではない発想です。しかも、それを7年ぐらいの時間軸に落とし込んでいるところが素晴らしい。

そう言えば以前、漫才師の島田紳助さんが売れ続ける芸人の秘訣をといた「紳竜の研究」というのが話題になりましたが、そのエッセンスと近しいものを感じます。

読者の興味を探るクロスSWOT分析

では、引用をもう一つ。

(「りぼん」の編集長に)他の作家を含めたアンケート結果を全て見せてもらえるようになった。小学生、中学生など読者の年齢別に、どの作品が人気なのか分かる。何度も見るうち、読者の興味と好む展開が想像できるようになった。

読者の興味を「外部の機会」と捉え、自身の才能を「強み」と認識して、その接点から売れる作品を構想するのは、クロスSWOT分析に他なりません。ちなみに、「私の履歴書」には記載されていなかったのですが、おそらくは、

読者の興味は分かるけれど、この分野は私は得意ではないからライバルに任せよう

と言う発想もあったのではないかと想像します(クロスSWOTの「追風展帆」エリア)。

一般のビジネスでもそうですが、「いいもの」、「いいサービス」を作るだけではダメ。それがお客様のニーズに合致するかを考えるという点で、とても参考になりました。

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この記事を書いた人

MBAの三冠王木田知廣

木田知廣

MBAで学び、MBAを創り、MBAで教えることから「MBAの三冠王」を自称するビジネス教育のプロフェッショナル。自身の教育手法を広めるべく、講師養成を手がけ、ビジネスだけでなくアロマ、手芸など様々な分野で講師を輩出する。

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